外務省専門職員の仕事内容

二国間外交

外務省独自の試験を受けて採用される外務省専門職員は、具体的にどのような業務をこなすのでしょうか?

外務省専門職員は、英語の他にもう一カ国語を研修で習得します。

総合職の場合は第2外国語の選択肢は主要8カ国語ですが、専門職員の場合には選択肢は約40言語と膨大です。

これは、研修語を母語とする地域や国のスペシャリストとなるためです。

研修後は対象言語地域の在外公館に5〜6年周期で勤務し、二国間外交に従事します。

二国間外交とは、配属となった国との緊密なやりとりを通し、社会や文化、歴史、経済などの分野で、日本と担当国の関係を促進していく業務です。

担当国の情報の収集や分析をし、総合職の政策立案の下支えをする、という大事な職務も任されます。

通訳担当官

研修語の才能を評価されると、通訳担当官として登用されることがあります。

多くは在外公館での勤務後、語学力を買われて本省での重要な会議やトップ会談、会見などの通訳をこなすことになります。

通訳担当官の職務は、単に語学力だけではなく、対象言語の国の文化や社会情勢について深い知識と情熱を持っている必要があります。

マルチ外交

経済局や国際協力局に配属されると、一国のみに関わる業務ではなく、より幅広い地域やスキームでのプロジェクトに関わることになります。

「マルチ外交」と呼ばれ、たとえばアフリカや中東へのODAプロジェクトを管理する業務や、外務省関連機構に出向し当該業務に当たったりします。

このように、外務省専門職の業務は、総合職に比べより対象地域や国との関わりが密接な面があります。

特定の地域や国に情熱を注いでおり、その国と日本との関係を発展させることを望んでいる人などには、総合職よりも外務省専門職が向いているといえるかもしれません。