外交官になるには

外務省に入るための試験

まず、外務省に入るための試験には次の3つの種類があります。

国家公務員採用総合職試験

ひとつめが「国家公務員採用総合職試験」で、いわゆる「キャリア」と呼ばれ幹部職員になることが期待されている、総合職の採用試験です。

将来的には、海外の大国に赴任し大使館のトップである「大使」を務めるなど、日本の外交を引っ張っていくリーダー役として活躍することが求められます。

外務省専門職員採用試験

ふたつめに、「外務省専門職員採用試験」があり、これは地域分野の専門家として活躍することが期待される人たちの採用試験です。

いわゆる「ノンキャリア」ではありますが、特定の地域の言語や文化に精通し、その知識や経験を活かして外交に大きく貢献する役割を果たします。

外務専門職試験の難易度、合格率

国家公務員採用一般職試験

もうひとつ、「国家公務員採用一般職試験」というのもあり、これは外務省本省や在外公館で会計、通信・文書管理担当、秘書などとして活躍することが期待される一般職の採用試験です。

この場合は外交を担当するわけではなく、補佐的な役割をすることになります。

「外交官」とは?

どの試験を受けても外務省の仕事に就くことに違いはないのですが、一般的に「外交官」と呼ばれているのは、自国を代表して外交任務を行う資格を持つ職員のことです。

つまり、上記の3つの職種のうち、総合職(キャリア外交官)か専門職員(ノンキャリア外交官)の人たちのことを示します。

採用人数は非常に少なく、特に「キャリア外交官」となる総合職の試験は難関試験として知られています。

難関大学の法学部出身者が多い

外交官の幹部候補として期待される総合職の採用人数は、例年30人に届かないくらいです。

平成24年度の例を見てみると、採用人数は25人で、そのうち6人が女性でした。

内定者の学歴は正式には公表されていませんが、一般的には東大や京大、有名私大などの難関大学の出身者であることがほとんどだと知られています。

また、語学力を求められる職業だということもあって文系学部の出身者が多く、国際法などの知識が活かせることからとくに法学部の出身者が多いのが特徴です。

こうしたことから、キャリア外交官をめざすのであれば、まずは難関大学の法学部に入り、法律を学びながら語学を極めるということがひとつの近道であるといえるでしょう。