外交官に必要な知識・勉強すること

語学は必須。中にはマイナー言語をマスターする必要も

採用試験に合格し外務省に入省すると、外交官として勤務するために、外務省より「研修語」が指定され、これをマスターしなければなりません。

この研修語は、総合職であれば7言語の中から、専門職であれば40ヶ国語の中から指定され、個人の希望が通ることもあれば、希望外の言語の習得が求められることもあります。

中にはアラビア語などのように、日本人にはあまり馴染みがなく難解な言語が指定されることもありますが、難易度とは関係なく業務で使用できるレベルにまで取得することが必須です。

そのためどのような言語が当たったとしても、身につけようとする高いモチベーションが必須といえるでしょう。

この研修語の習得のために、2年〜3年の現地研修期間が与えられます。

そのほか、母国語の異なる複数の国が集まって会議などが行われる場合、多くの人が話せる英語が共通言語として用いられるため、実際には研修語以外に、日常会話以上の英語能力も必要とされます。

基本的な政治・経済・国際情勢・法律の知識は必要

国際世界の中で、日本の国益を守る、つまり諸外国との政治や経済関係などを友好に保つことが、外交官の主な仕事となります。

そのため、基本的な政治や経済の知識は身に着けておく必要があるほか、国際情勢なども知っておくことがとても大切です。

また国の機関として働くことになるので、憲法や国際法などの法律知識も求められます。

なお、これらの知識は採用試験に含まれるので、基本的な知識とは、外交官試験を突破できるだけの知識ということになるでしょう。

赴任先ごとに一から勉強

在外勤務の場合、研修語を使用する国とは別の国に赴任することや、以前勤務した国とは別の国に赴任しなければならない場合も多くあります。

そのため赴任地ごとに政治や経済状況を一から学ぶほか、その地特有の風習や文化、宗教、歴史なども広く学習し、知識を身につける必要があります。

また、赴任地が周辺諸国と密接な関係がある場合は、周辺諸国や地域情勢も含めて勉強をし、知識とキャリアを蓄えていくことも外交官としての大切な仕事です。