ファンドマネージャーの魅力

実は堅実な仕事

ファンドマネージャーといえば、巨額の資金を動かすダイナミックな仕事と想像することでしょう。

しかし、実のところ、ファンドマネージャーとして現役で働いている人から話を聞くと、現実は血沸き肉躍るような、アクティブな態度があまり感じられないことが多くあります。

実際の彼らは、リスクをとってリターンを求めることに固執せず、あくまでも安定したリターンを得るために、どれだけ損失を抑えられるか、ということを前提にして考えているようです。

お客さまに損をさせてはならない

なぜなら、ファンドマネージャーが運用する資金は、自分や自分の会社の資産ではなく、あくまでもお客さまから信頼を受けて預かっているお金にすぎない、ということを強く認識しているからです。

お客さまから預かったお金を増やすことがファンドマネージャーの仕事ではあるけれども、お客さまに損をさせてしまうことがないように資産運用をすることがそれ以上に大事なのです。

いかに損失を出さずに、安定したリターンを得られるかということを、ファンドマネージャーたちは毎日考えています。

いくら市場が急落したとしても、ファンドマネージャーたちは市場のせいだけにできないのです。

市場急落による損失をいかに食い止めるかがファンドマネージャーの力量にかかっています。

お客さまに損をさせずに、適度なパフォーマンスを保つファンドを運営できることが優秀なファンドマネージャーの真の姿です。

ファンドマネージャーは、直接にお客さまから「ありがとう」と言われることはあまりありませんが、お客さまから解約されず、ファンドの資産が順調に積み上がっていくのを見るのは、仕事に対する充実感を得られるひとときです。

年数億円稼ぐ人も

日系企業のファンドマネージャーの年収面での魅力は、外資系のファンドマネージャーと比べるとやや見劣りします。

日系の投資信託や年金を運用しているファンドマネージャーについては、ある程度の成功報酬としてボーナスがつけられることはありますが、数億円を会社からもらえるような人はいません。

高くても2000万円超程度の年収のようです。

しかし、ファンドマネージャーとして特別な才能があり、自分で独立してファンドを立ち上げて成功報酬により年収数億円稼ぐ人もいます。

また、アメリカでは世界の富裕層から資金を集めて投機的な投資をするヘッジファンドのファンドマネージャーはトップランクで年収数百億円を稼ぐ人もいます。

マーケットの世界は広いですから、才能次第では億万長者になれる夢のある職種といえるでしょう。

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