報酬の差が大きい
外資系企業と日系企業のファンドマネージャーの違いと言えば、報酬制度の違いが真っ先にあげる考えられるのではないでしょうか。
日系のファンドマネージャーはあくまでもサラリーマンですが、成果型報酬制度に加えて年功序列の給与設定がされているところも少なくありません。
それでも、他の職種と比べて高額な給与ではありますが、それでもまだまだ外資系であるような年収数千万という給料には遠いようです。
それでは、早々と外資系に転職してステップアップをはかればいいじゃないか、と考える方も多いかもしれません。
うまく転職できれば、収入は確かに格段に上がるかもしれませんが、それはさらなる弱肉強食の世界に足を踏み入れるということに他なりません。
評価が厳しい外資系
外資系のファンドマネージャーは、運用するファンドの成績が悪ければ、簡単に首を切られます。
そして、アメリカでは毎年ファンドマネージャーのランキングが発表されています。
ファンドマネージャーとしての実力が市場関係者のうわさだけではなく、世間に評価が発表されてしまうのです。
外資系の場合は、ファンドマネージャーの職業に特化するということで会社が採用をしますので、ファンドマネジャーとしてお払い箱となってしまったら、その会社を去るしかありません。
そんな厳しい世界であっても、巨額の報酬を目指したい、自分の力を試してみたい、さらに生活を向上させたいという意気込みと根性のある人に外資系のファンドマネージャーは向いていることでしょう。
ファンドマネージャーも会社員
日本では、一般的にファンドマネージャーは会社員の一人ですので、メディアをにぎわせたりすることは少ないです。
しかし、運用成績の良し悪しに関しては、業界の人間であれば誰でもわかってることですので、成績の良いファンドマネージャーが別会社に引き抜かれる、ということもあります。
また、特に信託銀行のファンドマネジャー等は、あくまでもジョブローテーションの一環であることが多く、次の人事異動ではまったく別の部署に配属されることもあります。
またファンドマネージャーの多くは会社員ではありますが、独立心のある人がとても多く、中には独立して自分の会社を立ち上げるという人もいます。