福祉用具専門相談員のつらいこと、大変なこと、苦労

思った以上に体力を必要とする

福祉用具には、杖のような小さなものもあれば、車いすや電動ベッドといったように、中型~大型のものもあります。

このような数々の福祉用具のうち、どれを使用すればよいか、サービス利用者の身体の状態や介護環境に合わせて選定し、正しい使用方法をアドバイスするのが福祉用具専門相談員という仕事です。

ときに、電動ベッドのようなサイズが大きく、重量もある福祉用具を利用者宅へ搬入したり、その組み立てを一人で行わなくてはならないこともあり、じつは体力を使う場面が多々出てきます。

慣れてくればさほど難しいこともありませんが、身体を動かすことに抵抗があったり、少し動くだけで疲れてしまうような人だと、最初はきついと感じてしまうかもしれません。

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営業のノルマが与えられる場合も

福祉用具専門相談員は、営業の仕事と兼務することもあります。

営業の場合、新しいお客さまを見つけてくることも重要な役割となるため、日々の中で「目標」や「ノルマ」といったものが与えられることがあります。

ノルマを達成することで、他の職種の人よりも多く給料がもらえたり、昇進しやすかったりすることがあるのはメリットですが、逆にそれがプレッシャーとなって大変だと感じてしまう人もいます。

難しいケースに遭遇することも

福祉用具専門相談員は福祉用具の専門家ですが、福祉用具は介護保険制度に基づいて使用されるため、介護保険サービスについて理解しておく必要もあります。

日ごろからの勉強が欠かせない仕事です。

しかし、利用者の身体の状態や介護環境はさまざまであるため、勉強したことがそのまま目の前のケースに生かせないと感じてしまうことがあるようです。

経験を積んでいくうちに難しいケースにも対応できるようになっていきますが、人と接する仕事であるだけに、最初の頃はマニュアル通りにはいかず、苦労を感じることもあるかもしれません。