不動産鑑定士の給料・年収

平均的な年収は?

不動産鑑定士の平均的な年収は600〜700万円といわれています。

なお、不動産鑑定士は全国ベースで考えると、数としては独立開業している不動産鑑定士が多いので、固定資産税の評価替えがある年については平均年収が上がる傾向にあります。

固定資産税の評価替えは3年に一度行われますので、その評価員となっている不動産鑑定士は、3年に一回はボーナス年と言うことができます。

どこで働くと一番高給?薄給?

不動産鑑定士で一番高給なのは、現実的なところでは外資系の金融関連会社に勤務することです。当然、能力でかなりの差は出ますが、年収1,000万円とも1,500万円になる場合も少なくありません。

逆に、一番薄給なのは地方の不動産鑑定事務所に実務修習生として入っている期間です。実務修習とは、不動産鑑定士試験に合格してから受けるもので、不動産鑑定士の登録をするのに必要です。

通常は、指導鑑定士の下で働きながら、まともに払うと数十万円かかる実地演習を受けますが、その間の期間というのがとにかく薄給なのです。

もっとも、いずれ独立開業してライバルになるものですし、数十万円かかる実地演習をタダで受けさせてもらっていると考えれば仕方ないのかもしれません。ただしこれは、実務修習の期間中だけの話ですので、いっときの辛抱と言えます。

お金じゃ測れない価値もある

不動産鑑定士は、日本で唯一、不動産の鑑定評価を行うことができる資格です。難関国家資格と呼ばれている割には、平均年収600〜700万円では割が合わないじゃないかと思われた方もいることでしょうが、そこはお金で測れない価値というものがあります。

「お金で測れない価値」というのは、精神的な部分ではなく、独占資格であるがゆえにいつでも独立することができる、公的機関(国や県など)の仕事を受注できるようになれば不況になっても、そのあおりを受けにくい、といったことがあげられます。

不動産鑑定士の平均年収統計

厚生労働省の平成27年賃金構造基本統計調査によると、不動産鑑定士の平均年収は46.7歳で713万円となっています。

・平均年齢:46.7歳
・勤続年数:9.4年
・労働時間:163時間/月
・超過労働:7時間/月
・月額給与:461,800円
・年間賞与:1,587,900円
・平均年収:7,129,500円

出所:厚生労働省「平成27年 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

平成27年 不動産鑑定士の年収(規模別)

10人〜99人の事業所に勤める不動産鑑定士の年収は485万円、100〜999人規模は832万円、10人以上規模平均は713万円となっています。

事業所の規模によって開きはありますが、総じて年収は高めといえそうです。

不動産鑑定士の年収(規模別)_27

平成27年度 不動産鑑定士の年収(年齢別 ※男性のみ)

統計の母数が少ないため、あくまでも参考程度の数字となります。

平均年収は741万円となっています。

不動産鑑定士の年収(年齢別)_27

※本統計は、調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。