再開発・区画整理のための鑑定評価

さまざまな利害がからむ再開発・区画整理

都市の再開発や土地区画整理といった事業は、さまざまな利害がからみます。

これらを簡単にいうと、古くて使いにくい町を大規模に再編して使いやすくて価値の高いものにする、ということです。

再開発は古い土地の上にビルを建てて縦に使うイメージ、土地区画整理は古い土地をきれいに造成しなおして横に使うイメージと考えてください。

そのとき、古い土地をもっている方やそこに建物を建てている方のほか、土地を借りている方や建物を借りている方もいたりします。

このように、土地・建物ばかりでなく、借りる人の権利(賃借権・借地権・借家権)があるため、利害が複雑なのです。

鑑定評価によって公正・公平な利害調整をはかる

再開発にしても土地区画整理にしても、これらの古い土地や権利の価値と、新しく与えられる土地や権利の価値がしっかりとバランスが取れていないといけない制度です。

土地区画整理を例にあげますと、以前もっていた土地の価値と、新しく割り当てられる土地の価値がほぼ同一になっていなければいけませんが、どうしてもそのようにできない場合には金銭で清算をおこないます。

いずれにしても、以前もっていた土地・建物や権利の価値と、新しく与えられるビルの範囲や土地・権利の価値を正確に把握していないと、これらの制度が成り立たないのです。

現在ある建物などについてはある程度、物理的な判断で価値を図るような指標がありますが、土地や権利、再開発でできあがる青写真のビルはそうはいきません。そこで活躍するのが不動産鑑定士です。

不動産鑑定士によってしっかりと評価されることにより、公平かつ公正な利害の調整をはかることができ、これらの事業が成り立つのです。