不動産営業の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

不動産営業を目指すきっかけで多いものは?

不動産営業を目指すきっかけで多いのは、「たくさんお金を稼ぎたい」というものです。

好きなものを買いたい、美味しいものを食べたい、大きな家に住みたいというのは、人としてごく自然な欲求です。

どうせ一生懸命働くなら、結果を出したぶんだけお金で評価されるほうがいいという、シンプルかつシビアな「成果主義」を望む人が、不動産営業になりやすいといえます。

とくに年齢の若い人は、キャリアに関係なくいきなり大金を稼げるチャンスのある不動産営業という仕事に魅力を感じやすいでしょう。

また、不動産営業は自分の仕事ぶりが明確に数字となって表れるので、仕事に対する「達成感」を重視するタイプの人も、不動産営業を目指す傾向にあります。

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不動産営業の志望動機の考え方

不動産営業になりたいという意思は固まっていても、いざ志望動機を考えるとなると、手が止まって書き出せないという人も多いかもしれません。

しかし、不動産営業の志望動機については、それほど深く思い悩む必要はありません。

たくさん稼いでいい暮らしがしたい、仕事に充実感や達成感を味わいたい、何千万円、何億円というスケールの大きな仕事がしたいなど、自身が「不動産営業にひかれる理由」を、そのまま志望動機にしてみましょう。

動機がなんであれ、熱意さえ伝えることができれば、内定を得ることはさほど難しくはないでしょう。

もしもストレートすぎる動機を書くことに抵抗を感じるなら、不動産という商品が持つ性質に言及してみるのもよいかもしれません。

誰にとっても必要な不動産を扱って多くの人の役に立ちたい、人生を左右する買い物をサポートしたいなど、不動産の重要性に焦点をしぼると書きやすいでしょう。

不動産営業の志望動機の例文

過去の経験を理由とする場合の例文

「私は大学1年生のときからずっと、チェーン店の居酒屋でアルバイトをしています。

そのお店は全国でも決して売上のよいほうではなく、閉店の噂も何度となく流れました。

しかし、店長はじめスタッフ一丸となって、新しいメニューを考案したり、商品の盛り付けを変えてみたり、接客技術を磨いたりと、さまざまな工夫を重ねました。

それによって店舗の売上は大きく向上し、今では全国トップ10に入るほどになりました。

私は、そのときに感じたやりがいと達成感が忘れられず、もっと達成感を味わえる仕事として、御社を選びました。

結果が求められるシビアな不動産の世界で、自分の力がどこまで通用するか試してみたいです。」

将来の目標を理由とする場合の例文

「私が不動産営業になりたいのは、がんばった人が評価される仕組みが自分の性格に合っていると感じるからです。

私は何事も平等かつ公平で、わかりやすいことが好きです。

上司にゴマをするのが上手な人や、ただ単純に長く勤めているだけの人が出世していくのは、私は間違っていると思いますし、組織にとってもよくないことだと思います。

一生懸命努力し、実力のある人こそ評価されるべきです。

御社でバリバリと働き、本当の意味で「仕事のできる営業マン」になることが私の目標です。」

仕事の特徴を理由とする場合の例文

「私は、たくさんの人に大きな影響を与える不動産に魅力を感じています。

住居はもちろん、店舗やオフィスなど、人が暮らしたり、仕事をしたりするうえで、不動産はなくてはならないものです。

どんな家に住むか、どんな場所で働くかによって、その人の人生は大きく変わります。

あらゆるシーンで必要となる不動産という仕事を通して、できる限り多くの人に役に立ちたいと考えています。

お客さま一人ひとりの個性や考え方にあったピッタリの物件を紹介できるように、これから努力していきたいです。」

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不動産営業の面接で聞かれること・注意点

不動産営業の面接で聞かれるのは、志望動機や学生時代の経験、自身の強み・弱み、会社の印象、将来のキャリアビジョンなど、ごく一般的な内容です。

不動産取引の実務内容や法律など、専門的な知識が問われることはほとんどないでしょう。

企業の事業概要や特徴さえ把握しておけば、それ以上の個別の対策はとくに不要です。

面接を通して面接官が見定めようとしているのは、業界知識の有無ではなく、不動産営業に必要となる基礎的なコミュニケーションスキルです。

面接官が何を尋ねているのかを正確に理解し、それに対して的確な回答を返すことと、不動産営業としてお客さまが何を求めているのか理解し、それに対して的確な物件を提案することは、根本的に同じです。

面接においては、明るくハキハキとした態度を心掛けるとともに、「受け答えの精度」を意識することが重要となるでしょう。

不動産営業の自己PRのポイント

不動産営業の大きな特徴のひとつに、離職率の高さがあります。

営業職には一人一人にノルマが設定され、プレッシャーを受けながら仕事をしなければなりませんし、1日に何か所も物件やお客さまをまわるなど、体力的にもかなりハードです。

このため、不動産営業の面接においては、根性や忍耐力があり、ガッツに溢れた人物であることをPRするとよいでしょう。

学校の部活動や地域のクラブ活動などのスポーツ経験がある人材は、とくに好まれる傾向にあります。

目立った活躍がなくても、「一定期間きちんと続けている」という事実そのものが評価材料となります。

文科系の活動や趣味などでも、長期間にわたって続けていることがあれば、ひとつのことを簡単に投げ出さない粘り強い人物であるというアピールになるでしょう。

不動産営業の履歴書で気をつけるべきことは?

不動産営業の履歴書は、「自分という商品を売り込むための商材のひとつ」として捉えることが大切です。

ほかの誰よりもよく知っているはずの「自分」さえ上手に売り込めないようでは、営業マンとしての資質を疑われても仕方ありません。

突飛な表現や過度な装飾をする必要はありませんが、読みやすさや文字の綺麗さを意識して、基本に忠実に、読んでくれる人の立場に立って書くようにしましょう。

また、表彰歴や保有資格などがあれば、年月日などの数字も併せて、正確に記載するようにしましょう。