フードコーディネーターのつらいこと、大変なこと

地味で目立たない作業も多い

フードコーディネーターに華やかでオシャレなイメージを抱いている人は多いかもしれません。しかしながら、実際には体力勝負で地味な面のほうが大きな仕事です。

テレビに出るにしても、講演活動をするにしても、必ず準備が必要です。

レシピを練って、クライアントとして打ち合わせをして、食材や小物を揃えて、試作をして、原稿を書いて…と、表に出ない作業が非常に多いのです。

こうした準備は誰かに見られることもありませんが、もし手を抜いてしまえば当日失敗したり、思うような成果が出せずクライアントと取引できなくなってしまうこともあるなど、結局自分に降りかかってきます。

とにかく時間をかけてコツコツとがんばるしかありません。

生活が不規則で、収入が安定しないことも

テレビや雑誌の撮影仕事は拘束時間が長くなりがちなうえに、早朝や深夜などに働かなければならないこともあります。準備や片付けまで入れたら12時間以上働き詰め…という日もあります。

かなりハードワークになるため、本気で一人前のフードコーディネーターを目指して経験を積みたいのであれば、憧れだけではとてもやっていけません。

撮影が週に何本も入ってくると、徹夜して準備しなければならなくなり、泣きたくなるくらい「つらい」と思うこともあります。

それでも、仕事から逃げ出すわけにはいきません。仕事をもらえているうちは幸せで、人によってはいくらがんばりたいと張り切っていても、思うように仕事がもらえないこともあります。

とくに新人時代は自分でどんどん売り込んで、どんな仕事もやるくらいの覚悟がなければ、生活できるだけの収入を得ることさえ難しいでしょう。

期待に応えなければならないというプレッシャー

クライアントから仕事の依頼があったら、期待に応えるために全力を尽くす必要があります。また、企業などに勤めていれば気軽に仲間に相談できることも、フリーランスであれば基本的に一人きり。

プレッシャーはより大きく自分自身に降りかかってきます。「もし失敗したり、反応が悪かったらどうしよう…」という不安と戦う日々になるかもしれません。

しかし、時間をかけて準備を重ね、クライアントの期待以上のものを提供できたときは「本当にあなたにお願いして良かった!」と声をかけてもらえ、苦しんだ時間をすっかり忘れてしまうほどの喜びを実感できます。

こうした苦労と喜びを繰り返しながら成長していくことにやりがいを感じられるかどうかが、フードコーディネーターとして活躍の幅を広げていくポイントになります。