流行を作り出すファッションデザイナー

時代の先を読む力

ファッションデザイナーは一歩も二歩も時代の先を読みデザインしていかなくてはなりません。

しかし先読みが必ず成功するとは限りませんし、外的要因などによる不測の事態というものもあります。「流行を作り出す」というのは、いったいどういうことなのでしょうか。

衣服という生活に密着したものを作り出すファッション業界は季節ごとに新作の発表会としてファッションショーを行いますが、そのファッションショーは半年前に行われます。

つまり現在の季節が冬の場合、次の年の夏モノについてファッションショーは行われるのです。

そのためファッションデザイナーは常に半年先の季節に何が流行するのか、お客さまがどのようなものを求めるのか、またはお客様の購買意欲を高めるような衣服を作り出すことができるのかといったことを考えてデザインをしていかなくてはなりません。

そのためファッションデザイナーには時代の先を読む力というのも必要なのです。

今年と来年の流行は異なる?

流行は今年にこのような衣服が流行ったから、来年も同じデザインの衣服が流行るとは限りません。しかし、その一方で毎年全く変わったデザインのものが流行るのかというとそのようなこともありません。

数年に渡って傾向が続く場合もあるのです。またファッションは、ファッションアイコンとなる芸能人の存在や、経済状況などの外的要因によっても変化します。

そのためファッションデザイナーには、さまざまな情報を収集し、その上で流行を読んでいく力が求められます。

外的要因による影響

ファッションデザイナーは、さまざまな方向の情報を集め、時代の一歩も二歩も先を読んで衣服のデザインを行います。また、各ブランドではお互いに流行の探り合いをしています。

そのため、デザイン上で流行から大きく外れるということは少ないのですが、外的要因のために流行を生かせない場合もあります。

その外的要因のひとつは予想外の気候です。冷夏であったために流行といわれていた夏モノの衣服がまったく売れなかった。また逆に、暖冬であったために流行といわれていたニットが全く売れなかったといったことがあります。

気候ばかりはファッションデザイナーの時代を読む感覚を持ってしても読み切れるところではなく、とても難しい部分です。