ファッションデザイナーのアシスタントの仕事

厳しい職人の世界

ファッションデザイナーという響きを聞くと、おしゃれで芸術的でクリエイティブな職業というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

華やかな側面がある一方で、ファッション業界という特殊な世界のなかで高い技術や優れたセンスがなければ生き抜いていけないという厳しい現実があり、職人がワザを競い合う世界でもあります。

こうしたなかでは、師匠と弟子、先輩と後輩という関係性の中で修行を行うことも多く、新人のファッションデザイナーがベテランデザイナーのアシスタントとして働くことも珍しくありません。

ベテランの指導を受けながら発想力やセンス、スキルを磨くことはもちろんですが、そのブランドのコンセプトや商品に求められることも教えてもらいます。

一人前のファッションデザイナーになるために欠かせない修業期間ともいえるでしょう。

アシスタントの待遇

アシスタントとして働く期間がどれくらいなのかは、アパレルメーカーやデザイン事務所の方針によって大きく異なります。

数ヶ月ですぐに独り立ちさせるというところもあれば、数年は修行を積まないといけないところもあります。

アシスタントの仕事内容としては、デザインのために必要な参考資料を用意したり、生地やボタンなど必要な素材を集めたり、パターンや縫製の担当者との連絡係になったりします。

アシスタントの間は自分のペースで仕事をすることはできず、とにかく朝から晩まで修行の日々になるでしょう。

また、待遇的にも決して良くはないことが多く、アルバイトやパートと同じような雇用形態で時給制で働くこともあります。

ファッション業界は競争が激しいということもあり、「カッコいい」「楽しそう」「おしゃれな仕事がしたい」というような漠然とした憧れだけでは到底やっていけない世界です。

アシスタント期間は特に大変ですので、「絶対にこの道で独り立ちしたい」という強い気持ちがなければなかなか長続きはしないでしょう。