エステティシャンの退職、離職率

「離職率が高い」は本当?

エステティシャンを目指しているみなさんは、できるだけ働きやすい職場で、安定した環境の下で働きたいと考えているはずです。

世間では「エステティシャンは離職率が高い」と思われているふしもありますが、実際にはどうなのでしょうか。

エステティシャンの正確な離職率はわかりかねますが、その採用募集数が多いことを見ても、離職率はそれなりに高いものと考えられます。

それまで働いていた人が辞めてしまう分、新しい人を次々と入れたいと考えるサロンが多いということです。

では、エステティシャンはなぜ離職率が高めとなっているのか、その理由を探っていきましょう。

理想と現実とのギャップ

エステティシャンはその優美なイメージとは裏腹に、仕事内容はハードです。

マッサージではかなり体力を使いますし、小さなサロンでは1日8時間以上働かなければならなかったり、新人のうちは施術よりも雑用的なことばかり任されたり、営業時間後も遅くまで残って練習をしたりと、多忙で勤務時間も長くなりがちです。

仕事がどんなに忙しくて苦しくても、お客さまの前ではいつも笑顔でいなくてはなりません。お客さまに見せる「表の姿」があれば、多忙な中で動き回る「裏の姿」もあるのです。

そういったことを知らず、エステティシャンに対して「キレイ」「華やか」といったイメージだけを抱いていると、いざ仕事を始めてからのギャップに悩み、人によっては仕事に前向きに向き合えなくなるようです。

営業ノルマ

これは店舗によりけりです。個々のエステティシャンにノルマが課せられ、お客さまへ美容商品やさまざまな施術サービスを勧めることを求められる店もあります。

一概にはいえませんが、大手企業のほうがこういった傾向は強いようです。

中にはノルマが達成できなかった分は自分で買い取るなど、厳しいことを求められるサロンもあるようです。

エステティシャンは本来、技術やサービスを通じてお客さまを癒し、美しくする役目を担いますが、押し売りのようなことばかり要求されるうちに、嫌になってしまう人もいるようです。

もちろん、すべてのサロンがこういったわけではありません。形としてノルマはあっても、「努力目標」としてがんばれば大丈夫ということもあります。

人間関係

日本の美容業界では女性が多く活躍していますが、エステティシャンの場合、女性の割合は非常に高いです。職場によっては女性しかないということもあり得ます。

そういった、ある種独特の環境の中で人間関係を構築していかなければならないため、人によっては合わないと感じてしまうかもしれません。

もちろん、人間関係で悩む人が特に多い仕事というわけではありません。どのような職場であっても、そこに複数の人がいる限り、人間関係のトラブルは起きる可能性があります。

キャリアアップのために離職する人も

一般的に「離職率が高い」というとマイナスのイメージを抱きがちですが、エステティシャンの場合、ネガティブな理由で離職する人ばかりではありません。

まず、女性が多い分、結婚や出産を機に一時的に職場を離れる人がいます。スキルさえあれば、一度は仕事を辞めても復帰しやすいのがこの職業の特徴です。

また、比較的簡単に独立開業できるのもエステティシャンの特徴です。ある程度サロンで経験を積んだところで、さらに高みを目指して独立に踏み切るといった人は少なくありません。

エステティシャンは仕事が合わなかったり職場環境に馴染めずに離職する人もいますが、自分の目標をしっかりと設定し、夢に向かって前向きに長年活躍している人も大勢いる職業です。

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