演出家の現状と将来性

狭き門、または不安定な仕事だと思われがちな演出家。しかし、作品づくりには必要な仕事であり、求められている人材でもあります。

物を創る仕事すべてに共通することでもありますが、常にたゆまぬ努力と積極的な情報インプットも必要とされますが、認められてしまえば仕事は絶えなく舞い込んできて、安定した職業なのです。

むしろ人手不足?ジャンル問わず活躍の場は多い

普通、「演出家」と聞いて、すぐにその名前が浮かぶ人は何人いるでしょうか?

蜷川幸雄、野田秀樹、宮本亜門、三谷幸喜……意外と少ないかもしれませんが、テレビや映画の演出家を入れたら、もっと名前もあがることでしょう。

テレビでいえば、ドラマやアニメはもちろん、バラエティ、ドキュメンタリー、すべてに演出家がいます。

映画も同じようにすべての作品に監督とよばれる演出家がいます。つまり名前は知られずとも、演出家として活躍している人たちは数多くいるわけです。

テレビ局や制作会社に勤めている人たちから、フリーの人たちまで、形態はさまざま。

舞台から映像に移る人もいれば、両方手掛ける人まで。作っても公演&放送されればすぐ次の作品が必要となります。

一人ひとりが抱えるアシスタントも考えると、むしろ人手が足りない職業であることも事実です。

飽きられない努力が必要、認められれば将来も安泰

だからといって誰でもよいわけではなく、当然観客や視聴者の心ととらえる作品を作れる人が求められます。

しかし、一度でもきちんと作品を作りあげ、周りからの信頼を得ることができれば、どんどん仕事が舞い込んできて、気づけば売れっ子演出家に……ということもあるほど。逆もしかりです。

仕事が軌道に乗り、次々と仕事が舞い込むようになってきても、油断や甘えは許されません。

実力の世界、流行に流される仕事であることは変わりなく、自らの更なる進化、日々の情報インプットは欠かせないものとなります。そう、観客に飽きられない努力も必要となるのです。

才能に加えて、その世界で生き残るための努力もかなり必要になるので、成功するには忍耐力と高いモチベーションが必要になるでしょう。

厳しい世界ですが、手掛けた作品が大きく成功し、名前が売れてくれば「先生!」と呼ばれることも多い演出家。

誰もが名を知るまでの演出家に成功してしまえば、仕事もひっきりなし、将来も安泰といえるでしょう。