演出家の種類

演劇、ミュージカル、歌舞伎まで!?…舞台演出家

演出家と聞いて、まず一番に「舞台」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

演劇、ミュージカルはもちろん、オペラなどにも演出家は存在し、それぞれの演目をそれぞれに解釈し、表現します。

舞台で唯一演出が存在しないのが歌舞伎。歌舞伎の舞台は俳優の演技(芸)を中心に展開され、演出も序列の高い俳優によって行われます。

しかし、最近では演出が存在する現代歌舞伎も登場。市川海老蔵の自主公演『ABUKAI』では、脚本・宮澤章夫、演出・宮本亜門の強力タッグで話題となりました。

このように舞台においては、ジャンルの垣根なく、活躍する機会があると言っても過言ではありません。

ドラマ、映画、バラエティ…映像演出家

テレビの世界でも演出家は欠かせません。

ドラマでは脚本をよく理解し、プロデューサーや監督の意の通りに表現します。

また、バラエティにも必ず演出家が存在します。しかし他のコンテンツと違い、ディレクターが演出を担当することがほとんどです。

ときにはバラエティ専門の演出家もいますが、その場合もコント番組など演技指導が入るものが多いでしょう。

映画の分野においては「監督=演出家」として活躍します。

映像の世界でも演出家の活躍の場は広がっています。

実は一番仕事が多い!? アニメの演出家

テレビ、映画問わず目指す人も多いのがアニメの演出家です。

連続テレビアニメなどは、ドラマと同じようにシリーズ総監督の下に各話を担当する演出家がいることがほとんどです。

特徴的なのはその仕事内容の多さ。

絵コンテから始まり、原画チェック、色指定、撮影チェック、編集(CG含む)、アフレコ、最後のチェック、予告カット選出…たった30分のアニメを作るのにも膨大な時間と手間を使います。

放送スタート後も、人気が出れば半年、それ以上続く連続テレビアニメも多く、必然的に演出家の人数も多く必要になります。

映画ともなれば、数年越しで動く大きなプロジェクトもあります。

日本には、宮崎駿率いる「スタジオジブリ」、手塚治虫の「虫プロダクション」、『新世紀エヴァンゲリオン』を生み出した「ガイナックス」、フジテレビ系列ノイタミナ枠でもおなじみ「プロダクション I.G」など多数の大手アニメ制作会社が存在します。

アニメは子どもから大人まで共通して楽しめるエンタテインメントでもあります。一番仕事が多く、一番需要が高いのもアニメ演出家かもしれません。