演出家と監督の違い

演出家を目指すにあたって漠然と疑問がわいてくるのが、演出家と監督の違い。いったい、何がどう違うのでしょうか。

演出家=監督

厳密に言うと、監督や脚本家の意見を汲み、役者の演技や音楽、カメラワーク、ライティングなどに指示をしてより効果的な場面を作るように色を加え、脚色していくのが演出家。

演出、脚本、スタッフ、スタッフや俳優すべてをとりまとめ、作品全体を作っていくのが監督です。監督はカメラマンも兼業することも多いです。

つまり監督の下に演出家という構図になりますが、最近ではこの区別もなくなってきました。

監督がいる場合は演出はおらず、逆に演出がいる場合は監督が不在の場合も多々。

つまり監督も演出もほぼ同じ意味で、作品に必要な演出をコーディネートしつつ、現場をとりまとめる指揮官的存在ともいえます。

演出家、監督、その作品の現場でどう呼ばれるかの違いだけになっていることがほとんどです。

テレビドラマの場合、一つの作品に監督と演出家がいる場合は・・・

では、どのような時に演出家と呼ばれることが多いのか。

一般的にはやはり、演劇やミュージカルなど舞台作品の場合に演出家と呼ばれることが多いようです。

ほかに多いのがテレビドラマやバラエティ。

連続もののテレビドラマなどはときに、監督と演出家と両方いることがあります。

この場合は、シリーズ全体の監修をするのが監督、各話の演出をするのが演出家というような役割になっています。

演出家から監督へ、監督から演出へ転身する人も兼業する人も多い

演出家と監督の垣根がなくなってきている最近では特に、両方こなす人が増えてきています。

有名映画監督がドラマを演出したり、舞台の大御所演出家がドラマや映画の監督を担当したり、どちらのケースも話題性抜群でその作品は注目を集めることが多いようです。

舞台の演出家がドラマや映画作品などで監督デビューする場合、自分の所属する劇団やお気に入りの俳優さんを起用する例もよく見られます。

それをきっかけに露出が増え一躍人気俳優になる役者さんが多いのも特徴です。

まずは自分の得意分野でしっかりと実績を積み、お声がかかったりきっかけがあったら他分野にも挑戦してみる。そんな幅広い活躍ができるのも演出家の魅力のひとつです。