営業に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

営業に向いている性格・適性

人に接することが好き

営業は、仕事の時間の大半を顧客とのコミュニケーションに費やします。

顧客の考え方は千差万別であるため、型にはめず、顧客ごとに誠実に理解しようと努めることが大事です。

また、初対面の人と会う機会も多いことから、上手に会話を進めて信頼関係を築かなくてはなりません。

そのため、人と接することがストレスになる人よりも、人と話すことを楽しめる人が向いています。

聞き上手

営業ではトークスキルが重要であることは間違いないのですが、それ以上に大事なのは実は「聞く力」だと考えられています。

多くの業界で、商材による品質や価格の差がつけにくくなってきたことで、商材を売り込むことよりも、相手のニーズを正確につかんで答えとして自社の商材を提案する営業が求められるようになったからです。

どれだけ正しい話を興味深く話したとしても、ニーズに合わなければ購入には結びつきません。

だからこそ、相手に対して関心を持ち、話したいことを抑えてまずはよく話を聞ける「聞き上手」が営業では重宝されるのです。

プレゼンテーションやトークのスキルは、経験を積むなかで少しずつ身につくため心配は要りません。

切り替えが早い人

営業の仕事は、常に「売上目標」や「現在の売上」といった数字を意識せざるを得ません。

うまくいっている時はいいのですが、うまくいかない時もありますし、時にクレームを受けることもあります。

厳しい状況が続けば誰でも落ち込んでしまいますが、それでもすぐに気持ちを切り替えて行動できなければ安定した成績を残すことはできません。

失敗しても、断られても、すぐに気持ちを切り替えて次の行動ができる人は営業向きの性格といえるでしょう。

営業部門で働くには

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営業に必要なスキル・能力

体力

営業は外回りが多く、残業や出張、時接待で夜遅くなることもあるため体力が必要です。

体力が必要になるのは、仕事をするためだけではなく、顧客に対して元気な姿を見せなければならないからです。

張りのある声や明るい表情を常に維持するためにも体力は必要不可欠で、仕事終わりにジムで鍛えている人も少なくありません。

サービス精神

営業の仕事は顧客を訪問することですが、訪問される側の立場では必要のない営業訪問は仕事の妨げでしかありません。

訪問先に喜ばれる営業になるためには、ただ訪問するだけではなく、相手に対して有益な情報やサービスを提供する必要があります。

よい関係を作るためにも、常に相手を喜ばせようという気持ちが大事です。

セルフマネジメント

体調を整えることや、メンタルをいつも安定させること、時間を守ることなど、自分を律するセルフマネジメントは営業マンに欠かせない能力です。

たとえ接待でお酒を飲むとしても、飲み過ぎて潰れてしまうようではいけませんし、翌日の業務に支障が出るようではいけません。

営業の仕事は相手に合わせることが多いため、自分をうまくコントロールできることが大きな武器になるのです。

営業に向いていないのはどんな人?

人と接するのが苦手な人

営業の仕事は人と接することが多い仕事です。

人に関心が薄く、他人に接するのが苦手な人は営業の仕事が辛く感じられることも多いです。

好きな商品・サービスの販売だとしても、顧客は人間ですから、人間が苦手だとストレスになってしまうかもしれません。

何でも自分でやらないと気がすまない人

営業の仕事はやるべきことが非常に多いため、一人ですべてをこなそうとすると大変です。

時手の空いている同僚をみつけて、手伝ってもらうくらいの融通が利かなければなりません。

当然、持ちつ持たれつですので、周囲から依頼があれば快く引き受けることも大切ですし、手伝ってもらったらお礼もしましょう。

何でも自分だけでやろうとすると、仕事の幅も狭くなってしまいます。

営業の実力は、関係を構築する力であり、その力が問われるのは顧客との商談だけではありません。