映画監督の仕事の流れ

監督は配役について何かしらの意見ができる

出演者を決める「キャスティング」といわれる作業は、映画制作の大切な準備段階の一つです。

映画の看板にもなる主役のキャスティングは、監督よりも立場が上のプロデューサーが決めてしまうこともあります。

映画のプロデューサーは、話題性や観客動員数などを考慮して、集客できそうな俳優を主役に抜擢する場合が多いようです。

またキャスティング専門のプロデューサーがいる場合も、監督が大体的に口を挟めない場合もあるでしょう。

あくまでも監督が介入するのは、撮影の段階からという暗黙の了解もなきにしもあらずです。

けれどもほとんどの場合、監督への相談なしにキャスティングが決められることはありません。

ロケハンや衣装合わせは監督の権限がやや強め

ロケハンとは、実際に撮影する場所を事前にチェックしておくことで、衣装合わせは本番で俳優陣が着る服がイメージに合っているか確認する作業のことです。

ロケハン・衣装の両方に専門のスタッフはいますが、OKかNGの最終的な判断を下すのは監督になります。

撮影全般に関することについては、監督自身のカラーを強く出していくことができるでしょう。

撮影に入ると監督は絶対的な存在に

撮影の段階になると、監督の権限は一気に強まります。制作現場の最高責任者として、カメラワーク・照明・美術セット・俳優への指導などすべてに関わっていくからです。

どんなに演じている俳優や周りの制作スタッフが満足出来たシーンでも、監督がNGと言えばNGになります。

それほど監督の存在は、大きなものなのです。

しかしながら、これはある程度のキャリアがある監督の現場に言えることで、キャリアが少ない新人監督はベテランカメラマンや、専門のスタッフからいろいろな指導を受けながら成長していくのが常です。

映画監督は、いきなり絶対的な存在になれるわけではありません。1歩1歩確実に、キャリアを積み重ねていくことが大切なのです。

監督は編集にあまり関与しないことが多い

編集は編集担当の者がいるので、監督自らが編集機を使って作業するようなことはありません。

ただし場面のつなぎ方や効果音や編集効果など、監督が簡単な指示をだしていくことは、もちろんあります。

撮影の段階では自分のイメージ通りにできていたのに、編集をしたらガラリとイメ—ジが変わってしまったということがないように、監督自身も編集作業は細かくチェックします。