女性の映画監督

最近女性監督の活躍が目立っている

「映画監督=男性の職業」というイメージが強いと思いますが、最近では女性の映画監督の活躍もどんどん目立っています。

女性ならではの視点を活かして、日常生活の一部を切り取ったようなドキュメンタリーチックな作品やノスタルジックな作品など、作品のカラーは実にさまざまです。

それゆえ多くの女性監督が、日本だけでなく世界中で認められて数々の賞を受賞しています。

これからの日本の映画界を背負っていくであろう若手監督もたくさんいます。更なる期待ができるでしょう。

注目女性監督1:河瀬直美

それでは、将来日本の映画界を背負っていくであろう女性監督を2人ご紹介していきます。

まずは、2007年に第60回カンヌ国際映画祭にて『殯の森』と言う作品でグランプリを受賞した河瀬直美監督です。

この賞を受賞する以前から、山形国際ドキュメンタリー映画祭などで数々の賞を受賞してきた実力者でしたが、『殯の森』にて世界中の注目を集めるまでになりました。

その後も、カンヌ国際映画祭にて金の馬車賞を受賞したり、審査員に抜擢されるなど輝かしいキャリアを積んでいます。

河瀬直美監督は、母方の祖母の姉に育てられたという幼少期の特異な環境を作品の中に活かすなど、独自の世界観で多くの人々を引きつけています。

注目女性監督2:池田千尋

2人目は、黒澤清監督が「若き怪物」とまで言った、池田千尋監督です。2008年「東南角部屋二階の女」という作品で長編デビューしています。

彼女は、あるインタビューの中で「最近になってようやく自分のことを映画監督と言えるようになってきた」と答えるような控えめな方です。けれども、内に秘めたパワーはすごいものがあります。

最近では映画だけでなく舞台にも精力的に取り組んでおり、とても好評価を得ている池田千尋監督。

柔軟な考え方と、作品作りへの熱意で確実に活躍の場を広げています。

今回は2人の女性監督を取り上げましたが、まだまだ活躍している若手女性監督はたくさんいます。

男性には描ききれない繊細な部分や女性の本性など、日本のみならず世界中を虜にするような作品が登場することを楽しみにしていきましょう。

女性監督が感じるつらさ

映画界はまだまだ男性のスタッフが多いので、女性監督が全員をまとめて引っ張っていくことは決して簡単なことではないようです。

自分より年齢もキャリアも上の方と仕事をしなければいけないことも日常茶飯事ですから、周りのスタッフを立てながらも、監督として言いたいことはきちんと伝えるという難しさがあります。

また映画撮影は長丁場なので、体力的にキツイという女性監督の声もよく聞かれます。

けれども、良い作品を作りたいという想いは男も女も変わりません。今後はさらに女性の監督の活躍が目立つことになるでしょう。