映画監督に必要なこと、求められるもの

長時間の撮影に耐えられる体力

映画の撮影はとにかく長期間に及びます。極寒の地でも、真夏の暑い季節も、容赦なく撮影は続くのです。

映画撮影はドラマに比べて予算もスケールも大きいので、幾度となくリハーサルを重ねて撮影していくという特徴があります。

照明・カメラワーク・音声・美術装置など、俳優陣なしでのリハーサルを数時間行ってから、俳優陣を加えてのリハーサルを何時間も行うなど映画制作の現場では珍しいことではありません。

映画監督は制作現場の最高責任者ですから、もちろんすべての行程に関わる必要があります。ですから、長時間の撮影にも耐えられる体力が必要なのです。

即断即決できる判断力

映画の制作現場は、常に「どうしよう?」という事態が発生します。

急な天候の悪化で撮影が行えない・俳優陣の演技に納得がいかない・装置が壊れた・衣装がイメ—ジに合わないなど、毎日何かしらの問題が発生します。

映画監督はいかなる状況でも、動じることなく即断即決しなければ行けません。そうしないと撮影が進んで行かないからです。

迷わず瞬時に良い選択を出来る力が必要とされるのです。

「この人のためにがんばりたい!」と思われるような人間力

完成披露舞台挨拶のときに、俳優陣が「監督のために、皆で全力でがんばってきました!」という場面を何度か見たことがあることでしょう。

映画の制作現場は非常に過酷なので、俳優陣・スタッフ全員が目標を持って撮影に臨む心が大切です。

「良い作品を作りたい」「監督がこんなに頑張っているのだから私もがんばる」と思ってもらえるような監督であることが重要なのです。

キラリと輝くカリスマ性が、映画監督には求められます。自分のビジョンをしっかりと持ち、確固たる信念を持って作品作りに臨む姿勢がきっと多くのスタッフの心を動かすことにつながるでしょう。

誰にも負けない映画への愛情

どんなに過酷な撮影状況でも、大きな壁にぶち当たっても、興行収入が振るわなくても、映画に対する大きな愛情があれば何とか乗り切って行くことができるでしょう。

映画監督を志す方はきっと映画を心から愛していると思いますが、その気持ちは一生持ち続けることが大切です。