映画製作とテレビドラマ制作の違い

撮影期間の違い

映画制作とテレビドラマ制作の現場で、俳優陣やスタッフが一番に感じるのは「撮影期間の長さ」です。

テレビドラマは分単位で撮影スケジュールが組まれており、監督・スタッフ・俳優陣ともに次週の放送に間に合うように撮影を進めながらいかにクオリティの高い作品を世に送り出すかが重要視されます。

しかしながら、映画制作の現場は正反対です。

テレビドラマほどはスケジュールに追われることなく、一つひとつのシーンを監督が満足いくまで撮影することができます。

ですから「この時間が来たから、今日の撮影は終了!」というわけには行きません。監督がOKを出すまで、撮影し続けなければいけないのです。

映画撮影の場合、満足のいくまで撮影をしていたら、1日にワンシーンしか撮影できなかったということも日常茶飯事です。

このように撮影期間が長期に及ぶ映画製作において、監督・スタッフ・俳優陣は気力と体力の勝負です。

監督やスタッフは映画専門で取り組んできた方が多いので、撮影が長期に及んでも当たり前のことだと思っていますが、一番苦労するのは普段テレビドラマの撮影に慣れている俳優陣です。

待ち時間が長い、寒い、暑いなどスタジオでの撮影が多いドラマの制作現場では、あまり感じない苦労をする場合が多いでしょう。

撮影スケールの違い

映画制作とテレビドラマ制作では、撮影の規模やスケールが違います。

やはり映画の方が圧倒的に高額な予算のもと、制作していくことができるでしょう。ですから自然とスケールも大きくなります。

大規模な爆破シーン・スタントマンを使ったアクション・街全体を貸し切っての撮影・長期に及ぶ海外撮影など、映画を観ていればお分かりのようにスケールの大きいシーンで溢れています。

しかしながら、最近では時代の流れと共に逆転現象も起きています。

映画の予算が削減されてテレビドラマの延長線のような作品が増えていますし、一方でテレビドラマとは思えないほど映像技術や舞台装置にこだわったクオリティの高い番組が地上波で放送されているのです。

一昔前は、映画制作はたくさんのお金をかけて作り上げるのが定番となっていましたが、そのような状況は少しずつ変化しているといえるでしょう。