絵本作家になるには

デビューまでの道筋は二つ

絵本作家になるための決まったルートはありません。

一般的なデビューまでの道筋は、

1.自ら出版社に作品を持ち込み、編集者に認めてもらう
2.コンクールで入賞をするの2パターンです。

実際には、絵本作家を専業としている人はわずかで、多くの絵本作家はイラストレーターや作家などとの兼業です。

逆にいえば、いま他の仕事をしている人であっても、絵本作家になれるチャンスは誰にでもあります。

絵を学ぶ

絵本作家になりたいという方は、まず最初に自分がどのような表現で作品を手掛けたいかを考えなければなりません。

文章だけを書きたいのか、それとも絵を描きたいのか、または文章も絵も両方とも手掛けたいのか、これらは大前提となります。

ここでは文章も絵も両方手掛けたいという方についてご紹介します。

まず、絵に関してですが、できれば美術学校や美大、デザイナー学校などを卒業した方がいいでしょう。

もちろん自信があるのであれば問題はありませんが、絵を描くにはある程度の技術と描き方というものがあります。中には学校でしか学べないこともあるでしょう。

絵本に関しては文章よりも絵が重要です。基本は文章は母親(もしくは父親)が読んで聞かせ、そして子どもは絵を真剣に見るからです。

子どもが興味を示す絵と上手い絵は異なります。

大学や短大で児童文学を学んだり、絵本作家養成のスクールで絵本作りの基礎を身につけておくこともよいかもしれません。

完成したらコンテストに応募

絵本が完成したら、出版社が主催するコンテストに応募します。

小説ほど絵本の文学賞は数がありませんが、有名なのは「講談社絵本新人賞」と「ニッサン童話と絵本のグランプリ」です。

この二つは新人の応募のみを受け付け、自費出版や過去に商業出版されたもの、過去に小さな賞でも受賞したものなどは対象外となります。

これは絵と文章両方にいえることなので、両方とも完全未発表の作品を合作する必要があります。

これらのコンテストに受賞すると単行本になりますので、アマチュア作家にとってはプロとしてのデビューを飾ることができる重要な賞となるでしょう。

絵本作家に求められる能力

子どもの心に訴えることができる絵本を描くためには、感性が豊かであることが必要です。

日頃から、身の回りのことを観察し、小さなことにも感動することができるタイプが向いているといえるでしょう。

また、子どもに対して深い愛情があり、伝えたいことがあるという気持ちを持っていることも大切です。

絵本作家の今後の見通し

少子化が進んでいる状況ですが、子どもの教育に関する関心は高まっており、絵本の重要性が見直されています。

また、タブレットPCなどの新しい絵本の媒体も出てきています。時代は変わってきていますが、絵本作家に対する期待は今後も高まっていくでしょう。