絵本作家を目指す人へ

作家に共通すること

作家というのは絵本作家、小説家、脚本家、イラストレーター、漫画家、詩人とさまざまなジャンルに富んでいます。

そしてこれらに共通して言えることは、「無から作り出した想像の世界を他人が読む」ということです。

それは素晴らしいことでもあり、大きなやりがいにもなります。

しかし、その作業は非常に困難を極め、大勢の人に認めてもらうには時間が必要であり、物語の内容がすべてでもあります。

面白い作品を書いたからといって、絶対に売れるとは限りません。しかし、いい作品は星の王子様やムーミンをはじめ、何十年経ったいまもなお世界中で語り継がれています。

面白い作品よりもいい作品を

大切なのは面白い作品を書くことではなく、いい作品を書くことです。

なにがいい作品かはその時代によっても異なりますが、そのニーズを追い求めるのも作家としては大事な職務です。

絵本作家を目指している人は、現在も絵や文章を書き続けて、それをコンテストに送っていることでしょう。

そこで運よく受賞して出版されれば、売れる売れない関係なく、その人はプロの道を歩くことになります。

そこには作家ならではの苦悩が多々あることでしょう。

誰も理解してくれない悩みもあり、挫折してしまうときもあります。しかし、言い換えれば作家ならではの、作家しか味わうことができない喜びや幸せというのも存在します。

それは本が売れたときであったり、評価されたときであったり、一冊の本が世に出されたときであったりと作家それぞれ感じ方は異なります。

しかし、往々にして言えることは、「誰かに読んでもらえる」ということに他なりません。

そして、それに喜びを感じることができる人が作家になるのであり、また作家になるべきなのでしょう。

プロもアマチュアも、それだけでは仕事にあたる上での軸として心の中におさめておかなければなりません。

この軸がブレてしまうと、自分の精神に無理が生じ、それは作品に如実に表れます。それではいい作品は決して書けません。

自分の中の感受性を大いに引き出して、それを一つの物語として発揮してみましょう。