たくさんの道具を使う
物語を考えてイラストを描いていく絵本作家は、さまざまな道具を使って仕事をしています。
なかには一般の人にはあまり馴染みのない道具を使うこともあります。
ここでは、絵本作家がよく使う仕事道具のうち、おもなものを紹介していきます。
絵本作家がよく使う道具
鉛筆
自分の筆圧に合うものを使います。
消しゴム、練り消しゴム
鉛筆を消すためのプラスチック製消しゴムと、色鉛筆やパステルを消すための練り消しゴムを使い分けます。
ペン
カブラペン、つけペン、丸ペン、デザインペンなどを、書き心地の好みや表現によって使い分けます。
紙
水彩紙、ケント紙、PMパッド、画用紙など、紙の種類はさまざまですが、自分の表現に合うものを使います。
色鉛筆
ほとんど使わない人もいれば、何十色もある色鉛筆を駆使して絵を描く作家もいます。
パステル
グラデーションを表現する際によく使われます。
マーカー
大きく「水性」と「油性」の2種類があります。
絵の具
水彩の技法で絵を描く際に使います。
筆
水彩で使います。細い毛先のものから、面を塗ることができる平らな毛先のものなど、種類はさまざまです。
パレット
絵の具をのせるために使用します。
パソコンを使って仕事をする人も
かつては、絵本作家といえば上記のような道具を使って、アナログで作品をつくっていくのが基本でしたが、最近はコンピュータを使ったCG作品も増えています。
コンピュータを使う場合には、イラスト制作の専用ソフトや、業務用のスキャナや印刷機も使用します。
CG技術の発展によってイラストが手軽に描けるようになった一方、いまだに手書きならではのニュアンスにこだわっている作家もいます。