エディトリアルデザイナーのつらいこと、大変なこと、苦労

納期に追われ続ける日々

エディトリアルデザイナーにとって最も大変だといえるのは、とにかく毎日が忙しいことかもしれません。

どのような案件を担当するかにもよりますが、書籍や雑誌はタイトな納期で制作が進められることが多く、残業も含めた労働時間はどうしても長くなりがちです。

とくに週刊誌や月刊誌などを担当する場合は、一つの案件が終わればまたすぐに次の案件がスタートするといったことになり、のんびりと息つく暇もない日々になる可能性があります。

エディトリアルデザイナーは、つねに膨大な業務を抱えている人が多いですが、いざ印刷をしてからデザインやレイアウトにミスが見つからないよう、集中力をもって仕事を進めていかなくてはなりません。

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薄給激務となる可能性も

エディトリアルデザイナーは、多忙になりがちな仕事でありながら、あまり高い給料は望めない場合があります。

エディトリアルデザイナーが働く編集プロダクションやデザイン事務所は中小企業も多く、基本給が低めに設定されていたり、賞与が出なかったり、残業代がすべてつかなかったりする場合があります。

一部の大手出版社を除くと、残業が多い割に、あまり稼げないと話す人もいます。

それでも、この仕事を続けている人たちは、書籍や雑誌などのものづくりをすることにやりがいを感じています。

お金を一番に考えるのではなく、いかに仕事に情熱を注げるかどうかが、エディトリアルデザイナーとして長く活躍していくポイントになるかもしれません。

仕事量は減少傾向に

近年、紙の書籍の発行部数は大幅に減少しており、出版業界も厳しい状況にあります。

一方、電子書籍など新しい媒体の需要は増していますが、以前のやり方だけに固執しているエディトリアルデザイナーは、生き残りがさらに難しくなっていくものと考えられます。

業界全体としても、紙媒体の仕事量は減りつつあるといわれるため、これからエディトリアルデザイナーを目指していく人は、それなりの覚悟と努力が必要になってくるでしょう。

とくに将来的に独立したいのであれば、早いうちから人脈や多様なスキルを身につけておくことが重要です。