DTPオペレーターの現状と将来性

広告・出版業界の現状

「書店離れ」「活字離れ」が問題視される昨今、不況が続く広告・出版業界。

広告の主な媒体は雑誌やセールスプロモーションツールなどからインターネットへと移り、印刷物の絶対数自体が減り続けています。

そのため、バブルの時代に全盛期だったDTP系のプランナー、ディレクター、デザイナー、オペレーターなどもWeb系に方向転換する人が後を絶たず、DTP専門のクリエイターの数は大幅に減っているのが現状です。

今、求められるDTPオペレーターとは

そんな広告不況の中でもまだ一定のニーズがあるのが、中高年層を狙った新聞の折込みチラシやDM、イベントで配布するパンフレットやフライヤーなどのツールです。

とくに中高年層にはまだそれほどインターネットが浸透しておらず、視力の衰えに対応するためにも、読みやすくわかりやすい印刷物は今後も変わらず必要とされるでしょう。

また、近年は大手メーカーにおいても広告宣伝費の使い道として、テレビや雑誌の広告から、直接売上げに結びつくイベントや展示会が重要視される傾向にあります。

こうしたイベントで使われる印刷物のニーズは、今後も一定数あると考えていいでしょう。

これからのDTPオペレーターには、中高年層に受け、イベントで注目を集めるようなオペレーションが求められるといえます。

DTPオペレーターの将来性

DTPオペレーターはグラフィックデザイナーのアシスタント的要素が濃い職種であるため、正社員の場合は40代以上になっても続けていくことは難しいでしょう。

経験を積み、デザインスキルを磨いてグラフィックデザイナーに転身するケースが一般的です。

一方、即戦力が求められる派遣社員の場合は、40代以上でもDTPオペレーターとして活躍し続ける人が多数います。

派遣社員は正社員とは一線を画しているため、若い正社員のグラフィックデザイナーと組んでも円満に仕事を進めることが可能です。

そのため、DTPオペレーターとして活躍できる期間が長いといえるでしょう。