動物飼育員は激務?

過酷な環境でも動物に愛情を持てるか

「動物飼育員」と聞いて、あなたはどのような姿を想像しますか?

テレビなどでは、たくさんの動物と上手にコミュニケーションをとって、楽しそうに過ごす一面がクローズアップされがちですが、実際は1日の大半が肉体労働。

しかも「汚い、臭い」といった過酷な環境で働かなくてはなりません。

1日に何度も餌をやって、排泄物の掃除をして…といったことが、飼育員の基本業務です。

それくらい簡単と思うかもしれませんが、インドゾウなど1日に100キロほどの餌を食べる動物もいますし、食べる分だけ当然、糞の量も多くなります。

大きな掃除用具や重い餌を持ち運んで、全身を動かしての作業はとても大変です。慣れないうちは毎日筋肉痛との戦いになるかもしれません。

もちろん、真夏や真冬、どのような天候の日であっても関係なく働かなくてはなりません。

そのため、「動物はかわいいと思うけれど、疲れるのは嫌だし汚れたくない」といった人には、向いている仕事とはいえません。動物のいかなる面に対しても、愛情を持って接することができる人が望ましいです。

危険を伴う仕事でもある

動物園によりますが、猛獣系の動物の飼育を担当する場合は、かなりの注意が必要です。過去には動物園のスタッフが飼育している動物に襲われ、命を起こしてしまった事故もあります。

もちろん、各動物園では細心の注意を払って飼育を行っていますが、一人ひとりの飼育員が気を付けていなければなりません。

このように考えていくと、動物飼育員は大変なことばかりだと思うかもしれません。

しかし、日常生活では触れ合えない動物と一緒に過ごし、その命を守り、訪れた人々に動物の魅力や素晴らしさを伝えることができる、やりがいに満ちあふれた仕事です。

「新しい命の誕生を目にして、その子がすくすくと成長する姿を見ている毎日が本当に幸せ」と話す飼育員も大勢います。

大変なことも踏まえたうえで、動物飼育員になりたいという情熱が持てるようであれば、その気持ちはきっと本物です。

動物飼育員になってからも自分らしく、大きく活躍していけることでしょう。