土木作業員になるには

特別な学歴も資格も不要

土木作業員になるには、基本的には特別な学歴も資格も不要です。現場作業が主体であることや、経験によっておぼえていく部分が多いからです。

関連資格の取得には実務経験が必要であり、現場での作業や運転等に必要な免許も実際に就職してから取れるものであるため、資格を持たない未経験者の受け入れに寛容な業界であると考えていいでしょう。

ただし、将来的に一作業員に留まらず、国全体の土木工事を牽引する存在を目指すことを考慮すると、工業高校や専門学校、大学などで土木関連の学科を専攻し、専門知識を身につけておくことをおすすめします。

土木関連の図面を作成するのにCADソフトが使えたり、工程管理や安全管理の書類をつくるのにエクセルやワードの知識やスキルがあると、重宝される可能性が高いでしょう。

資格や免許は働き始めてから

土木作業員の資格には、現場監督業として必要な施工管理技士を始め、各種作業や運転に必要な諸免許があります。

これらは、土木作業員になるために必要であるというよりも、就職後に働きながら取得するのが一般的です。

ただし、中には実務経験がなくても取得可能なものもあり、就職活動の際も大きなアピールポイントになるため、自力で取れるものは取っておくといいかもしれません。

正社員採用は大いに目指せる業界

土木作業員の求人はハローワークなどでも数多く紹介を受けることができるため、就職活動の際は数社を比較検討することができます。

また、企業側の多くは優秀な人材を正社員として登用したいと考えているため、各種保険制度も整っており、安心して応募することができる会社が多いといえます。

その理由としては、人材を長きに渡って育成したいという狙いが挙げられます。

せっかく採用しても肉体労働の厳しさに耐えきれず、離職者が後を絶たないことが業界全体の抱える問題点であるため、企業努力として雇用形態の整備が進んでいるのがこの職種の一つの特徴です。

一方で長期勤続が一番の狙いであるため、若年者に限定した求人である場合が多いことを理解しておきましょう。

上限は会社によってまちまちですが40歳前後をボーダーラインとしているところが多く見受けられます。

求人の中には雇用形態が契約社員であったり、アルバイトであったりするものもあります。これは大規模工事による一時的な人員補充を目的とした求人で多く見られます。

また、被災地では復興工事従事者を期間限定で募集し、作業の進捗を見て契約を更新していくという雇用形態をとっている会社もあります。

まずはこのような会社で実績を積み、自信をつけた上で正社員を目指すというのも一つの方法です。

大手に入るにはそれなりの学歴が必要

土木作業員になるには基本的に学歴等は不要とされますが、東証一部上場などのスーパーゼネコンに入るには、大卒であることは必須です。

実際にこのような一流企業で活躍する社員は難関大学卒業であることが多いのが現状です。

現場の作業員ではなく、将来の幹部候補や設計業務や構造計算といった高度な仕事をする職種を目指す場合は大学受験の段階で努力を惜しまないことが求められます。

その一方でスーパーゼネコンとまではいかなくても、準大手などで、将来的には現場監督を任せられる人材として自社の土木作業員を募集する場合があります。

このような企業では、大卒に限らず、専門学校や工業高校で土木関係の課程を修了した人を多く受け入れているようです。

また、準大手以下の企業では中途採用も比較的ありますが、この場合は経験や資格のある人が優遇されるため、タイミングによっては未経験であることが不利になることも覚悟しておきましょう。