暑さや寒さの中での仕事
土木作業員は工事現場で力仕事をおこなったり、重機を運転したりといったことが仕事になります。
この現場というのは、屋外になってくるのですが、雨が降っても風が吹いても、関係なく現場が動くことがほとんどです。
また、酷暑の中や極寒の中でも現場で動かなくてはなりません。
当然、安全や作業員の体調を考えて現場が運営されるのですが、やはりこのような屋外における過酷な環境下での仕事は身にも心にもこたえるものです。
とくに、真夏の炎天下でのアスファルト舗装は、上から太陽の照り付けを受けながら、足元は百度単位で溶かされたものを扱いますから、厳しさもひとしおです。
いまだ抜け切れない「3K」のイメージ
土木作業員というと、「キツイ」「汚い」「苦しい」という、いわゆる「3K」の昔ながらのイメージが抜け切れていません。
たしかに、屋外での作業は先にも書いた通り、雨・風や酷暑・極寒に耐えながらやることもあります。
ですが、必ずしも毎日ではありませんし、力仕事についてもやっていくうちに身体が慣れてさほどつらくなくなるものです。
また、IT化や重機の進歩によって「キツイ」仕事の中でも「危険」な仕事の割合は減ってきてもいます。
それでもまだ「3K」的な職種として見られていることがあり、変に同情されると何とも言えない気持ちになってしまいます。
雪国の除雪は難しい!
雪国に限定した話ですが、土木作業員は冬季の除雪作業を行うことがあります。
除雪作業自体は、主に除雪機に二人で乗り込んで一人が運転し、もう一人が安全確認や後続車への合図・誘導などを行うため、仕事内容自体はそれほどつらいものではありません
ただ、この除雪に関してのシビアさが、一部の地域ではものすごいプレッシャーになります。
雪が少しでも残っていたり、道幅が不均一だったりしてクレームが出るのは当然、除雪した後にできる雪のかたまりが道路沿いのお宅の前にあると、直接怒られることもあります。
除雪を重機でやる以上、ある程度は致し方ないものなのですが、理解して頂けずに厳しいおしかりを受けると、さすがに気分も落ち込むものです。