電車運転士に向いている人、適性

落ち着いた判断ができる人

電車運転士にとって大切なのは、いかなる状況においても「安全」を維持することです。多くの人々の命を預かるため、日常業務では使命感を持ち、安全に気をつけて運行することが何よりも大事です。

そのために運転士は日々さまざまな訓練を重ねていますが、時には予期せぬ事態に遭遇することもあり、そんな時も落ち着いて冷静な判断を下すことが求められます。

そのため、イレギュラーなことが発生した時にパニックにならず、一呼吸おいて周りの状況を判断できる人、そして次にどんな行動をとればいいか落ち着いて考えられる人が向いています。

高い集中力を保てる人

電車運転士は大いに集中力を必要とする仕事です。乗務中にどうしても睡魔が襲ってくる時もあるかもしれませんが、電車を停めて休むわけにもいきませんし、ましてやウトウトすることは許されません。

立って運転したり駅の停車中に少し体を動かしたりして、常に集中力を保ち続ける必要があります。

飽きっぽい人よりも、集中して物事に取り組める人はこの仕事に向いています。ただし、集中しながらも周りの状況に気を配れるなど、同時に複数のことに取り組めるかどうかも求められます。

不規則な生活リズムになっても気にならない人

運転技術そのものと直接関わることではありませんが、不規則な休みに耐えられるかどうかも、この仕事をする上で大切なポイントです。電車は365日絶えず運行するため、運転士も必ず土日祝日に休めるわけではありません。

さらに、1日の勤務時間帯や休憩時間が毎日同じでないのも特徴的です。泊まり勤務の日もありますし、休憩は1時間半勤務して15分休憩…といった形で、まとめてお昼に1時間休憩できるわけではありません。

食事やトイレも急いで済ませなければならず、ストレスに感じてしまう人もいるかもしれません。電車運転士には、このような不規則な生活リズムも気にならない人、オンオフを上手に切り替えてストレスを解消できる人が向いています。

また、前日にお酒を飲み過ぎてしまったり、寝坊してしまったりすると、運転をすることができません。体調も含め、しっかりと自己の管理ができる人でないと電車運転士は務まらないでしょう。

人と接することが好きな人

電車運転士は個室の中で運転する機会が多いですが、運転士になる前は駅員や車掌の仕事を経験するため、毎日たくさんのお客さまと接します。駅や電車は老若男女、さまざまな人が利用するため、人が嫌いであっては務まりません。

また、運転士になってからもただ漠然と運転するのではなく、「世のため、人のため」と考えられるかどうかが大切です。