電車運転士の訓練

電車運転士になるための訓練

大きな電車を動かす運転士は、特殊な技能と知識を必要とする仕事です。そのため、運転士になるための訓練は絶対に欠かせないもので、数々の厳しい訓練を乗り越えてこそ、たくさんの乗客を乗せて安全かつ正確な電車の運行が実現できるのです。

電車運転士になるためには、駅員や車掌業務を経験したのち、国家試験に合格して運転士の免許を取得する必要があります。

国家試験を受けるためには、筆記試験の勉強だけでなく、国土交通大臣の指定を受けた施設で約9カ月間の教習を受けなければなりません。この施設は大手鉄道会社の場合、自社にあることが多いです。

また国家試験に合格すれば終わりではなく、その後は実際に電車に乗って訓練を続けます。ダイヤに沿って正確に運行することはもちろんですが、電車故障時や事故など非常事態の場合の措置なども大事な訓練内容です。

知識は机に向かった勉強で身に付けられても、運転技術は実地訓練を重ねることが一番です。しばらくは先輩運転士に同乗してもらい、一人前になるには1年ほどかかるといわれています。

駅員、車掌になるための訓練

鉄道会社に入社して駅員として働く段階、車掌になる段階では国家試験を受ける必要はありませんが、やはり訓練は必要です。

交通地理や鉄道法規のほか、トラブル時の対応や病気の応急手当など、駅や車内で勤務するに当たって予測されるさまざまな事態に備え、日ごろから訓練を重ねています。

これらの駅員や車掌の訓練は、各鉄道会社が独自のカリキュラムを組んで実施しています。