大工の志望動機・面接

志望する会社を十分に研究せよ

大工の求人は極めて豊富であり、志願者にとって選び放題、という印象を受けるかもしれません。

当然、雇用する側もこの現状はよく把握しています。ゆえに数ある求人の中でなぜこの会社に応募したのかということを尋ねてくるでしょう。

この問いには必ず志願先の会社の特徴を盛り込んだ回答をすべきです。

経営方針に感銘を受けた、これまでの実績から自身の思い描いた仕事ができると思った、拠点である○○地域に貢献したいと感じた、など、その会社にしか当てはまらない、つまり使い回しのできない文言を準備しておきましょう。

なんとなく、家から近いから、といった回答をする志願者と比べて先方がどちらを採用したいと感じるかは説明するまでもないでしょう。

他の志願者と差をつけるには

大工の世界はほとんどが未経験からのスタート。つまり大工としては差がない状態で他の志願者と勝負することになります。

ここで少しでも周囲と差をつけるために、これまでの経験で大工の仕事に生かせそうなことをみつけておきましょう。

たとえばスポーツ経験のある人は体力、学生時代、技術や美術の作品で受賞経験のある人は手先の器用さ、長く続けている習い事がある人は根気強さなど、日常において大工の仕事と関連する能力は意外とあるものです。

こういった目立った経験がなくても礼儀正しさやはきはきとした物言いなどの所作も大工にとって大切な能力です。

自己を良く振り返り、大工としてどんな能力を生かしたいのか考えておくことで入職後の励みにもなっていきます。

職業研究は綿密に

大工の求人が豊富であることは前述の通りですが、これは離職者が多いことの裏返しであるととらえることもできます。

雇用する側は採用するからには戦力として育てたい、長く働いてほしいという思いを持って面接をしています。

安易な気持ちで志願したわけではないということをアピールするためにも大工という職業を多角的に研究し深い理解を持って面接に臨んでいることを伝えられるように準備しておきましょう。

大工の仕事は一人前になるまでの期間が極めて長く、作業内容も肉体を酷使するものであるため、決して甘いものではありません。

そのようないわばネガティブな部分を自身がどのように解釈し、乗り越えていけるのかを語れるようにしておくことが必要です。

将来のビジョンを持とう

大工として自分はどこを目指していきたいのか面接で語れるように準備しましょう。

就職できればそこがゴールという職業は存在しません。長期的なビジョンを語れるようにしておくことは面接では必須です。

とくに面接官の多くは将来的に独立を考えているかどうかを尋ねてくる傾向にあります。

独立を考えていると答える場合は経営者としてどのような方向性を目指したいのかまで語れるとよいでしょう。

もちろん、それがこの先変わっても構いません。

現時点で大工としての将来をどのようにとらえているのかを考えることは自身にとってもプラスであり、また先方にも大きな期待を寄せてもらえる可能性があるといえます。