大工になるための学校

専門学校や大学ではないが…

専門職業に関して「学校」というと、どうしても専門学校や大学が思い浮かびがちですが、大工のような職人となると少々違ってきます。

机に座ってする勉強よりも、技能が重要になってくるからです。

そこで、今までは一般的には「職能学校」と呼ばれるところや、「職業訓練校」といったところで、実際の大工の棟梁にならうことが一般的な大工としての学校のあり方でした。

ともすればいきなり現場で実践あるのみといったこともありますが、あくまで「学校」という視点に限定すれば、そうだったのです。

理由は、先ほどお話したとおり、技能(体でおぼえる)ことがメインだからです。

なお、インターネットで「大工 学校」と検索すると専門学校ばかりがピックアップされてきますが、ほとんどが大工の専門学校ではなく、建築の専門学校ですので、しっかりと調べておきましょう。

大工も豊富な知識とそれを証明する資格が必要な時代に

今までの大工というと、技能先行でとにかく現場で経験を積みながらおぼえる、知識はその中で先輩から見て学んだり自分で調べて吸収していけという、職人気質かつ体育会系の世界であることがほとんどでした。

今でもかなりの割合でそうなのですが、少々流れが変わってきている部分もあります。

棟梁として現場を担当するには、知識が大切ですが、知識があるのならばそれを証明する必要があります。

その証明の手段としてもっともわかりやすいのは資格です。

また、現場の棟梁はともすれば建築現場に常駐する現場代理人のような役割も担うことが多いことから、単に技能や実地経験に基づく知識だけでは、棟梁を任せないような会社もあります。

そうなるとやはり、2級建築士程度は必要とされる場合がありますし、今後、差別化が進めばその傾向は強まっていくものと考えられます。そうなると必然的に、選ぶ学校も変わってきます。

2級建築士を目指すための学校は?

2級建築士を受験するには基本的に実務経験が必要とされますが、専門学校や大学によっては実務経験がなくても卒業すればすぐ受験できるようにもなります。

また、少数ですが専門学校の中には在学中に2級建築士を取得できるところもあります(厳密には一度専門学校を卒業してから、受験専用の専門学科に入り直す形です)。

学生時代にしっかり勉強し、資格を早く取っておけば、あとは現場での経験と照らし合わせて知識を増やせます。

大工にとって資格が必須というわけではありませんが、しっかりと基礎知識を身につけておけば、将来的に役立つでしょう。