大学職員(事務系)への転職、中途採用

事務職ではニーズの高い「入試広報」

事務系職種において、中途採用で大学での勤務経験を問わない社会人採用を行っている大学は全国的にあります。

今、ニーズが高まっていると言われているのが入試広報の部門で、学校訪問などの人的営業や、学生募集の広告・広報ができる人材が求められています。

ただし、企業の営業部で業績を挙げた人が、営業力をアピールすれば採用されやすいかといえば、そうとは限りません。

正職員の場合はとくに、配属が選べず、ジョブローテーションもありますから、前職にこだわらず幅広い業務に取り組みたいという人のほうが、向いているでしょう。

たとえ図書館司書や学芸員の資格を持っていたとしても、「職務を限定した採用は行っておりません。要員計画に基づいて配属します。必ずしも、本人の希望どおりとは限りません。(東海大学採用情報より)」というのが事務職採用の実態なのです。

公募制が多い

中途採用枠は新卒に比べると少なく、募集人数が若干名とされていることがほとんどですが、それでも現在は多くの大学が公募制になっているため、書類選考を突破し、面接に進むチャンスも開かれています。

中途採用に応募した人の体験談を見ると「面接前に、大学を取り巻く社会的動向について、本やインターネットで調べて勉強した」という人が多くいます。

自分の学生時代の経験を生かして、という志願者も多いのですが、入試から単位の取り方、学生生活や就職支援の内容まで、数年で状況が変わっているのです。

実務に就いてからも、「自分が就職活動をした時は、こうだったから」といった言い訳をすると、今は状況が変わっていると指導されることが多いものです。

自分の経験という先入観にとらわれないためにも、入職前から現在の大学事情に関心を持っておくと役立つはずです。

なぜ大学職員を目指すのか

大学職員の面接で頻出質問といわれているのが、「なぜ民間企業を辞めて本学を志望するのですか?」というもの。

もちろん正解は一つではありませんが、内定を得るためには、なぜ志望大学が民間企業出身者を採用したいのかを分析して発言することが効果的です。

アカデミックキャリアを重視する大学が、わざわざ民間企業出身者を採用するからには、従来の大学運営の延長ではない、民間流の発想やノウハウを取り入れなければならない、経営上の課題があるはずです。

顧客の真のニーズを読み解き、こんな解決策がありますと提案してきた経験を持つ企業人であれば、大学側に「さすが民間」と思ってもらえる受け答えができるでしょう。