大学職員の授業支援

授業の支援をする大学職員

大学の講義は、高校までの授業とは違い1クラスの人数が非常に多いのが特徴です。

教員1人ではとうてい目が行き届かないため、授業支援を行う職員が配置されます。

学部の上に大学院がある場合、教員に推薦された大学院生を学士課程の授業補助に採用して、教える方の訓練と給付金を得られる機会を提供することが慣例になっています。

大学院がない場合や公募制の場合は、学外から採用されますが、そのプロフィールは非常に多岐にわたります。

他大学の大学院生や社会人学生、大学や企業研修での講師をめざして訓練中の若手、結婚・出産・留学などで退職して復帰直後の人、会社を退職後に再就職した人など実にさまざま。

ただし、授業支援の仕事は、授業がある時間帯にしか発生しませんので、この業務だけにフルタイムで従事するということはできません。

たとえば派遣社員として大学に着任する場合は、授業補助を週10コマ程度と、資料コピーなどの庶務、授業以外の時間帯は窓口や電話業務などもこなす事務兼任であれば、週5回フルタイムで勤務することも可能です。

いずれにしても、学修・研究や他の仕事と両立させながら、教えることが好き、学生と真剣に意見交換したいという人に向いている仕事です。

正規職員と授業現場の関わり

正規職員の中では「技術職員」という職種が実験や実習の支援を専門とする「教える職種」にあたります。

仕事内容は、実習前の機器や材料の準備、教員を補佐して実習の方法を指導、機器やサーバーの導入・管理など、授業の裏方業務全般にわたります。

また夏休みなど、大学の授業がない期間には、小・中学生を対象とした公開講座などを企画・運営し、子どもたちに教える場合もあります。

事務職員の場合は、授業支援センターや学習支援センターといった部署に配属されると、学生に教える仕事があります。

教えると言っても、TA(ティーチングアシスタント)やSA(スチューデントアシスタント)のように授業を直接担当するのではなく、センターの窓口で、来所した学生に対して個別にアドバイスをすることが中心です。

授業や実習への取り組み方や履修のしかたについて、留学について、資格学習についてなど、まさに「よろず相談」が寄せられます。

学生からの質問に対しては、自分の経験を生かして、また、教員との情報交換を通して、学生が理解しやすいように応対するのが職員のやりがいや成長につながっているそうです。

なお、正規職員にとっては、このような相談業務だけでなく、支援センターの組織を運営する業務も大きなウェイトを占めます。

たとえば、公募するTAやSAの採用・選考や研修、授業評価アンケートや教員研修の実施など、授業の質を向上させる役割も担っているのです。