女性の治験コーディネーター

他職種よりは女性が働きやすい環境が多い

男性に比べ、女性は結婚や育児などによる仕事への影響が大きい傾向があります。

以前よりは女性の社会進出が進み、男性も家事や育児に積極的に参加するようになりましたが、いまだ負担が大きいのは女性のほうであるといえるでしょう。

そうした観点において、女性がフルタイムの仕事と家事や育児を両立させるのは簡単ではありません。

治験において調整役として全体をコーディネートする治験コーディネーター(CRC)はさまざまな業務をこなさなければならず、家事や育児を抱える女性では全力を発揮しづらい職種といえます。

その一方で、CRCは女性が多い職種でもあり、環境や条件によっては両立することもまったく不可能ではありません。

産休や育児休暇が取りやすいことも多く、長く働ける人材を確保するため復帰しやすい環境が整えられていることも少なくありません。

また全国に展開している企業に所属する場合も、ほとんどが各地域にオフィスが設置されており、担当施設は通勤圏が中心となることが多いため、あまり転勤の心配はありません。

この点でも、家庭と両立しやすいといえるでしょう。

両立しやすい労働条件だが、協力者は必要

通常の勤務条件においても、CRCが家庭と仕事を両立しやすい面が多くあります。

例外もありますが、基本的な勤務日は月曜日から金曜日までの平日で、土曜日と日曜日は休みの週休二日制ですので、家事や子どもと過ごす時間が確保しやすいといえます。

また勤務時間も多くは9時から18時で、比較的残業も少なく、看護師のような夜勤はありません。

有給休暇も取得しやすいため、子どもの急病などに対応することも可能です。所属先の規定はありますが、夏期休暇や年末休暇も付与されていますので、家族との旅行も十分にチャンスがあります。

とはいえ、業務によっては残業が長引いたり、出張が発生することもあります。そうしたときに、自分に代わって家事や子育てを手伝ってくれる協力者を見つけておくことも重要です。