コラムニストの種類

勤務形態による分類

コラムを執筆する人のことを幅広くコラムニストといいますが、その勤務形態は人によってさまざまに異なります。

たとえば『朝日新聞』の1面に1904年から1世紀以上にわたって連載されている「天声人語」という有名なコラムがありますが、執筆者は朝日新聞社の記者です。

そのほか『読売新聞』の「編集手帳」、『毎日新聞』の「余録」、『東京新聞』の「筆洗」、『日本経済新聞』の「春秋」などのコラムも同様です。

コラムニストにはこうした新聞社や出版社などの社員もいますが、フリーランスで活躍する人も多いでしょう。

また本業は別にあり、その仕事に関わる専門分野についてコラムを執筆する、兼業コラムニストもたくさんいます。あるいは本業とは無関係の分野で専門をもつコラムニストも存在します。

ともあれ本業が別にある場合はコラムニストが副業ということになります。このようにコラムニストは勤務形態によって分類することができるでしょう。

執筆対象による分類

さらにどのようなコラムを書くのかといった執筆対象によっても、さまざまな種類のコラムニストにわけられます。

たとえば政治・経済、IT、自動車、料理・グルメ、旅行、ファッション、美容、恋愛、スポーツ、エンターテイメント・アート(映画、音楽、漫画、美術)、歴史、建築、医療、科学、動物・ペットなど、あらゆるコラムニストが存在するでしょう。

そのうち経済コラムニストの小笠原誠治(1953- )は九州大学法学部を卒業後、28年間の大蔵省勤務を経て、執筆活動に携わるようになりました。

著書に『マクロ経済学がよーくわかる本』(秀和システム/2006)などがあります。

あるいは料理記者の岸朝子(1923-2015)は、現在の女子栄養大学を卒業後、東大農学部勤務、カキ養殖業を経て、執筆活動に入りました。

著書に『岸朝子のおいしゅうございますね。』(KKベストセラーズ/1995)などがあります。

このように専門分野を称するコラムニストは、学生時代あるいは社会人になってからも、さまざまな経験を経たのちに、その経験を活かしたコラムニストとなる場合が多いようです。

または『名店レシピの巡礼修業』(世界文化社/2013)の著者・中村孝則(1964- )のように、ワイン、ファッション、カルチャー、旅行など執筆対象は多岐にわたるものの、「ラグジュアリー・ライフ」という自身のテーマでコラムを執筆するコラムニストもいます。

このようにコラムリストの執筆対象は非常に多種多様なものとなっています。