乗り物を運転する職業・仕事(読了時間:9分14秒)

電車、バス、タクシー、飛行機…私たちの身の回りには、たくさんの種類の乗り物があふれています。

最近では乗り物の自動運転技術も目覚ましい進歩を遂げていますが、正しい技術を持ち、それらを上手に運転する人の存在はいまだに欠かせません。

今回は、さまざまな乗り物を運転する職業、仕事の種類を紹介していきます。

電車を運転する仕事

電車を運転する仕事を見ていきましょう。

「電車運転手」は電車を運転して、乗客を安全に目的地まで連れていく仕事です。

日本において、電車は人々の交通手段のひとつとして不可欠な乗り物であり、その運転をするには、専門知識や高度な技術が必要とされます。

電車運転手は車内の整備や点検も日々行いながら、安全で快適な運行を使命として働きます。

「新幹線運転士」は、電車のなかでも新幹線を運転する仕事です。

新幹線の運転はとくに難易度が高いため、電車運転士のなかでも何年もの経験を積み、社内の選抜試験にも合格した人だけができるものとなっています。

決められたダイヤ通りに安全に新幹線を運行できるよう、相当な努力を重ねた人だけが新幹線運転士として働けます。

電車運転士

電車運転士は、電車の運転をする仕事です。

電車の運転には専門的な技術が必要とされるため、初心者や未経験者がいきなり運転士になれるわけではありません。

また、乗車している何百人、何千人もの人の命を預かるため、運転士の運転は絶対に安全なものでなければなりません。

そのため、まずは駅員や車掌の仕事を数年経験してから社内試験に合格し、所定の研修を受けると電車運転士として現場に出られるようになります。

安全・正確・快適に乗客を運ぶことはもちろん、お客さまに快適で心地よいサービスを提供することも、電車運転士の役割の一部といえます。

新幹線運転士

新幹線運転士は、電車運転士のなかでも新幹線を運転する人のことをいいます。

最速で300キロ前後のスピードを出す新幹線の運転にはとくに高度な技術力が求められるため、まずは在来線の運転士として数年間経験を積み、その後、鉄道会社の選抜試験に合格することで新幹線運転士を目指せるようになります。

最近ではコンピュータによる自動運転機能も積極的に導入されていますが、すべての運転を機械任せにすることはできないため、最終的には経験に基づく運転士の判断力や、高い技術が求められてきます。

ダイヤの通り、正確かつ安全に、お客さまを目的地へと送り届けることが新幹線運転士の役割です。

車を運転する仕事

ここからは、さまざまな種類の車を運転する仕事を紹介します。

バス運転手」は、人々の交通手段となるバスや、観光などに使われるバスなどを運転し、お客さまを目的地へと運ぶ仕事です。

バス運転手として働くには大型第二種自動車運転免許が必要となり、運転技術だけではなく、お客さまに対する心遣いやマナー、接客態度なども重視されます。

タクシー運転手」は、タクシーにお客さまを乗せて目的地まで運ぶ仕事です。

タクシーには大きく分けて「法人タクシー」と「個人タクシー」の2種類があり、前者では会社の社員として、後者では個人事業主として働きます。

タクシー運転手として働くには普通自動車第二種運転免許が必要で、地理や交通事情に関する知識、さらにサービス業として正しいマナーや接客態度なども身につける必要があります。

トラック運転手」は、荷物を荷揚げ場所から荷卸し場所へと運ぶ仕事です。

小型、中型、大型、タンクローリー、トレーラーなど、運転するトラックの種類や運ぶものによって必要な免許や資格が異なります。

日本の物流を支える重要な役割を担います。

セールスドライバー」は、宅配便などの荷物の配達、集配、料金回収、営業などを行う仕事です。

運送会社に勤務し、2トントラックや4トントラックなどを運転して、荷物を会社や個人宅へ届けることがおもな役目となります。

レーサー」は、車やバイクに乗ってレースに参加し、その賞金などによって生計を立てる仕事です。

生活の中で運転する車とは違い、レースではスピードの速さを競い合うことから危険も伴います。

出場するレースの種類に応じて、さまざまなライセンスを取得する必要があります。

バス運転手

バス運転手は、地域住民の足となる路線バスなどの「乗合バス」や、観光ツアーや修学旅行などに使われる「貸切バス」に人を乗せて、目的地へと運ぶ仕事です。

バスを運転するには大型第二種自動車運転免許の取得が必須となります。

多くのお客さまの命を預かるため、日常的な車両点検などを行って安全運転を心がけることはもちろん、お客さまに対する気配りやマナーなども重視される仕事です。

タクシー運転手

タクシー運転手は、タクシーにお客さまを乗せて目的地まで運ぶ仕事です。

駅前や街中などでタクシーに乗りたいお客さまを見つけ、希望の場所までタクシーで送り届けます。

安全かつ正確にお客さまを送迎する運転技術をはじめ、その都市の地理に関する知識、またサービス業としての正しいマナーや接客態度なども求められます。

タクシー運転手として働くには普通自動車第二種運転免許が必須となりますが、タクシー会社への入社時点では第一種運転免許のみ必要とされることがほとんどです。

個人タクシーの運転手になり、個人事業主として働く人もいます。

トラック運転手

トラック運転手は、トラックを運転し、荷物を荷揚げ場所から荷卸し場所へと運ぶ仕事です。

トラックには小型、中型、大型、タンクローリー、トレーラーなどさまざまなあり、運転するトラックの種類や運ぶものによって必要な免許や資格が異なります。

また、高速道路などを利用して長距離を走るトラック運転手もいれば、限られた地域内で宅配などを行う運転手もいます。

いずれのトラック運転手も、日本の物流を支える重要な役割を担っています。

セールスドライバー

セールスドライバーは、宅配便などの荷物の配達、集配、料金回収、営業などを行う仕事です。

おもに運送会社に勤務し、2トントラックや4トントラックなどを運転して、荷物を会社や個人宅へ届けることがおもな役目となります。

セールスドライバーの仕事の特徴は、「荷主」と「受け取り手」の双方と顔を合わせることで、お客さまと直に接する機会も多いため、サービス業の意識を持ってお客さまからの信頼を集めていく意識が求められます。

地域密着型のサービスを提供することが多いのも、セールスドライバーという仕事の特徴といえます。

レーサー

レーサーは、車やバイクに乗ってレースに参加し、その賞金などによって生計を立てる仕事です。

レースにはさまざまな種類があり、出場を目指すレースによって特殊な免許やライセンスを取得する必要があります。

生活の中で運転する車とは違い、レースではスピードの速さを競い合うことから危険も伴う仕事となりますが、F1のような世界的な大会になると、トップ選手の年収は数十億にものぼる、夢のある職業です。

空を飛ぶ乗り物を運転する仕事

空を飛ぶ乗り物を運転する仕事にも、いろいろなものがあります。

パイロット」は、航空機を操縦する仕事です。

気象データや空港の状態、航空機の整備状況や飛行高度、燃料などについて確認したうえで、地上にいる航空管制官と連携をとりながら、安全に航行できるよう航路を定めて目的地へ向かいます。

パイロットとして働くには、操縦する航空機に応じたライセンスが必要となります。

たとえば、ヘリコプターを操縦する資格を持っているパイロットは、「ヘリコプターパイロット」として働くことができます。

ヘリコプターは、医療現場に急行するドクターヘリ、災害現場で活躍する救助ヘリ、警察や自衛隊で出動するヘリコプターなど、さまざまな場で使われています。

そして、人類の夢を乗せて空を飛んでいくのが「宇宙飛行士」です。

宇宙飛行士はスペースシャトルに乗って宇宙へ行き、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在してISSの運用や維持に携わりながら、宇宙開発の一端を担っていきます。

パイロット

パイロットは、航空機を操縦する仕事です。

航空会社で働くエアラインパイロットは、旅客機を操縦して目的地まで安全に人と貨物を運びます。

このほか、警察や消防、海上保安庁、自衛隊(航空・陸上)の航空要員として働くパイロットや、遊覧飛行やチャーター飛行、物資輸送などのために、軽飛行機やヘリコプターなどの小型機を運航している民間企業で働くパイロットもいます。

どのようなパイロットになるかによって必要な資格や免許が異なりますが、いずれにしても訓練を受けて、安全に航空機を操縦できる技術を身につけなくてはなりません。

ヘリコプターパイロット

ヘリコプターパイロットは、ヘリコプターを操縦する資格を持っている操縦士を意味します。

ヘリコプターはさまざまな場で使われており、たとえば医療現場に急行するドクターヘリ、災害現場で活躍する救助ヘリ、警察や自衛隊で出動するヘリコプターなどがあります。

仕事としてプロのヘリコプターパイロットを目指していくには、「自家用操縦士」の免許を取得してから「回転翼事業用操縦士」の免許を取得する必要があります。

「航空特殊無線技士」または「航空無線通信士」の資格を取得することも義務付けられており、確かな技術を持ち合わせた人だけがヘリコプターパイロットとして活躍することができます。

宇宙飛行士

宇宙飛行士は、スペースシャトルに乗って宇宙へ行き、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在しながら研究や実験を行って宇宙開発の一端を担う人のことをいいます。

ロボットアームを使った実験装置の設置や修理、地上とは異なる環境を利用した実験、また宇宙服を着ての船外活動などを行います。

宇宙飛行士になるには、JAXAが実施する宇宙飛行士候補者選抜試験を受ける必要がありますが、この試験では医学検査や適性検査、筆記試験、面接などが行われ、かなりの狭き門となっています。

船に乗ることができる仕事

ここからは、船に乗って海の上で活躍できる仕事を紹介します。

航海士」は、船に乗り、船の操縦や指揮、荷物の管理を行う仕事です。

安全な航海のために、肉眼やGPS、太陽や星の計測などによって現在地を把握し、気象状況や潮流を考慮しながら指揮をとります。

海の上で乗客や貨物の安全を守るという重要な役割を担う仕事です。

海上保安官」は、日本の海域を監視し、海の治安と安全を守る仕事です。

海上保安庁に所属する海の警察官といわれることもあり、不審船の取締りや海洋情報の収集、海上交通の管理などの業務に携わります。

海上保安庁だけで対処できない事案では、海上自衛隊に協力を要請する場合もあります。

「自衛隊員」は、日本の平和と安全を守り、外部からの侵略に対して防衛する人のことをいいます。

組織としては「陸上自衛隊」「海上自衛隊」「航空自衛隊」の3つに分かれており、そのうち海上自衛隊では日本の領海を守り、海上からの侵略を防ぐ役割を担っています。

航海士

航海士は、船に乗り、船の操縦や指揮、荷物の管理を行う仕事です。

安全な航海が実行できるよう、事前に航路や気象状況を確認し、船内の機械類の専門家である機関士と一緒に航海計画を練ります。

そして、航海中はGPSやレーダーで位置確認を行い、気象や潮流の状況を考慮しながら指揮をとり、出入港の際の指示も行います。

航海によっては長期間にわたって海上での生活が続きますが、乗客や貨物の安全を守るという重要な役割を担う仕事です。

海上保安官

海上保安官は、日本の海域を巡視船や航空機を使って監視し、海の治安と安全を守る仕事です。

海上保安庁に所属する国家公務員として働き、不審船の取り締まりなどを行う「警備救難業務」、安全な航海のための情報を集める「海洋情報業務」、海上交通の管理をする「海上交通業務」などに携わります。

同じく海を守っていく海上自衛隊が外部の侵略からの防衛を目的としているのに対し、海上保安官は警察官や消防隊員のような治安保全の役割を担っており、逮捕権も有しています。

自衛隊員

自衛隊員とは、自衛隊に所属し、日本の平和と安全を守り、外部侵略に対して防衛する任務にあたる人のことをいいます。

自衛隊の組織は大きく、さまざまな活動を行っていますが、大きく分けると国家を守る「防衛活動」、大規模災害のときに救助をする「緊急救助活動」、海外の紛争地域で、その地域の平和を維持する「国際平和協力活動」などがあります。

自衛隊の組織は「陸上自衛隊」「海上自衛隊」「航空自衛隊」の3つに分かれており、自衛隊員はいずれかに所属します。

そのなかで、日本の領海を守り、海上からの侵略を防ぐのが海上自衛隊の役割となっています。

乗り物を運転する仕事の種類にはさまざまなものがありますが、運転する乗り物の種類などによって、特別な資格や免許が求められることがほとんどです。

職業によっては第一線で活躍するために、何年もの勉強や厳しい訓練を乗り越えなくてはならないものもあります。

興味がある仕事があったら、なるための方法や、活躍できる場などについて詳しく調べてみてください。