「トップダウン」とは

「トップダウン」とは、言葉の通りトップから下がっていく経営方法のことなのですが、具体的にはどういう意味なのでしょうか。

今回はこの「トップダウン」について説明します。





「トップダウン」の意味

トップダウンとは、会社の中で社長や会長といったトップの人が意思決定をして、下の人に指示する管理方式のことです。

「上意下達」という言葉を使うこともあります。正反対の経営方法は「ボトムアップ」と呼ばれ、会社の下の人が意見を出し合い、上の人へ伝えていきます。

「トップダウン」の長所

一見すると社員は社長のいいなりというイメージがありますが、仕事の内容をトップの人が把握していないことで色々な問題が起きることもあります。

その点では、上の人との意思疎通がうまくいっていれば「トップダウン」はスムーズに仕事が回るという長所があります。

ファーストフードなどのチェーン店ではトップの人が仕事のやり方まで細かく決めてマニュアルを作るので、アルバイトの人でもマニュアル通りに仕事をすればすぐに一定のクオリティーの仕事ができるという長所があります。

またトップダウン型の経営だと、上部の人がすぐに意思決定を行えるので一つのプロジェクトが実行されるまでに時間がかからないという点もあります。

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トップダウン」を使うシチュエーションと会話例

トップダウンという言葉を使うときは大体会社のあり方について、経営方針について話すときなどに使われます。

たとえば、

「アップルが成功したのは何が一番の要因だろう?」
「アップルはスティーブ・ジョブズがいて、ドップダウンの組織だからこそうまくいったのじゃないかな」

という言い方もできるでしょう。

アップルのスティーブ・ジョブズ氏は絶対的権限を持ち、時には強引とも思える人事削減なども行いました。

しかしジョブズ氏はカリスマ的存在として明確なビジョンを持っていたので、会社を引っ張っていく力があったのです。

経営方針を現す「トップダウン」は、トップダウン型経営、トップダウン式、という言い方をすることもあります。

たとえば自分の会社に不満がある同僚同士の会話で「このままのトップダウン型経営ではこれからは立ち行かなくなってくると思う」というように話すこともあるでしょう。

この記事のまとめ

「トップダウン」とは、トップがリーダーシップを持って、スピードを上げて経営していく手法です。

トップダウン、ボトムアップどちらにもメリット・デメリットがあるので整理して考えてみるといいでしょう。

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