ビジネス用語定量分析とは(読了時間:2分22秒)

仕事をする上で欠かせないのが、数字に対する強さです。 経理などの事務職はもちろん必須ですが、現場作業が中心の製造業や土木関連の仕事をしていても、数字に対する意識を備えている必要があります。 ビジネスにおいて定量分析という言葉がありますが、仕事で効率よく業績を上げていく中で、数字を分析していくのは大切なことです。 ここでは定量分析についてご紹介していきます。

定量分析とは

もともとは科学用語ですが、ビジネスにおける定量分析を解釈すると、数字を用いて比較・差異を調べたり、時系列で調査したり、要因を解析したりします。

数字を使って問題点を抽出し、解決へ向けていきます。

また、営業や商談、会議などで人を説得するときに、数字を根拠にした内容だと相手側も納得する要素が高まります。

経験や勘に頼らない

長年企業に勤めていると、経験からくる予測や勘などの思いつきによって判断することがあります。

このような場合、データを取得していても活かしきれておらず、非効率的な仕事をしている可能性があります。

とくに製造業などの現場作業では、作業者の腕によってスキル管理がなされていることが未だに多く、経験や勘といった感覚の面で作業を進めていくことが当たり前とされています。

しかし、品質面でトラブルがあった場合、根拠のない予測から問題解決を図ると、根本的な解決に至らず、同じトラブルをまた繰り返す羽目になってしまいます。

トラブルが生じたときのデータを前回以前の数値と比較し、仮説検証を行って問題の本質を調査していき、解決方法を模索していきます。

問題解決に必須

問題解決を図るのに基本的な取り組みとして、ビジネス分野ではPDCAサイクルという考え方が浸透しています。

Pは計画(plan)で、Dは実行(do)、Cは評価(check)、Aは改善(action)となります。

仕事を行う上で、まずは目標を持ちます。何についてもそうですが、目標がないと計画が立てられません。

これはビジネスだけに限らず、スポーツでもそうですし、家庭における貯蓄などの考え方にも取り入れられます。

目標に基づいた計画を立てて実行し、それを評価した場合、計画とのズレという問題点がでてきます。

そこで問題解決のために改善をして、計画を修正・変更したりして、またサイクルを回していきます。

このサイクルには漠然と数値を並べるだけでは、本質を改善することができません。

数値を基準としたデータをもとに、なぜそうなったのかという理由を考えることで、本質的な問題解決をすることができます。次にみていきましょう。

定性分析との違い

定性分析という言葉があります。こちらも科学用語の一つですが、ビジネスにおいても多く使われています。

定性とは性質などのことで、ここでは人の心理的行動と定義します。

定量分析との大きな違いは、数値で判断しているのではなく、なぜそのような行動を取ったのか、何を思っていたのか、という数値にあらわれにくいものを分析します

たとえば一つの商品の売れ行きをみた場合、定量分析的には全体な売上の割合はいくらか、どの時間帯にいくら売れているか、世帯・性別・年齢別の販売個数はいくらかなど、数字を根拠として分析します。

一方、定性分析では、この商品が他の商品と比較して売れている理由はなぜなのか、逆になぜ売れていないか、(陳列されている商品の場合)お客様が取らないのは取りにくいのか、他の商品が目立つからか、といった抽象的なイメージを持って数字ではあらわせられない分析をします。

別々に考えてみるのではなく、定量分析と定性分析の両方を用いて問題解決に取り組むと、効果的な物事の本質改善することが期待できます。

定量分析はビジネスにおいて必要な分析手法であり、どの分野でも活用されています。 根拠を数字で表せるようになっておけば、上司からの指示にも対応しやすくなり、効率よく業績を上げることができます。 また、定性分析と組み合わせることで、より問題解決に向けた取り組みに効果を出すことができます。