ストアコンパリゾンとは(読了時間:2分41秒)

サービス業を営むにあたって、売上を上げていくには集客効果を高めなくてはいけません。

そのためには周辺競合店舗において、集客率が高い他店舗を調査することも必要です。

ここでは競合店舗をリサーチして、自店舗と比較していくストアコンパリゾンをご紹介します。

ストアコンパリゾンの目的

自店舗を新規出店する場合には、新たにお客さまを取り合う形になります。

既存店舗では売上が落ちた対策を練らなくてはなりません。

ストアコンパリゾンの目的は、競合ライバル店が繁盛しているポイントを調査し、良いところを学び、悪いところを真似しないようにするために情報収集をすることです。

ストアコンパリゾンの意味

ストアコンパリゾンとは、競合店を比較調査することを指します。

競合店を調査して、先方の好業績における要因を解析し、自店舗にどのように取り入れていくか考えていくものです。

一見当たり前のことに思えますが、実はなかなか実践できていないものです。

たとえば、買い物をする時に繁盛店とそうでないお店を比較するとします。

このとき、繁盛店に入店しても、「すごかった」「入客が多いな」「忙しそうだな」というイメージを持つだけでは不十分です。

漠然とした印象は、調査ではなく、ただの見学であって、何の分析もすることができません。

ストアコンパリゾンの分析方法

分析する項目にも、何が良くて、何がダメで、といったものだけではなく、店舗の外観や内装、店内レイアウト、従業員の接客対応、清潔感、商品の質、陳列、客層など、それぞれ項目を分けておく必要があります。

たとえば、客層にしても年齢や性別だけで見るのではなく、滞在時間(回転率)はどのくらいか、ショップでは購入しているか、ウインドウショッピングが多いか、該当店舗には何で来店しているかなど、項目ごとに細かいポイントを絞っておきます。

しっかりと分析するためにも、何を見ておくかは項目別にして、事前に把握してから行いましょう。

飲食店におけるストアコンパリゾンの例

競合店が多いのが飲食店です。モーニング・ランチ・ディナーとどれを参考にするかにもよりますが、繁盛店の特徴を挙げていきます。

飲食店で集客率が高い店舗というのは、軒並みリピーターが多い店舗です。

サービス業の売上は新規客が2割、リピーターが8割といわれているからです。

「もう一度あのお店に行きたい」と既存客にいかに思ってもらえるかがカギとなりますので、繁盛している店舗というのは、再来店率が高くなっています。

飲食店はQSCという3つの要素が維持向上できるとCS(顧客満足度)が上がり、リピーターに繋がります。

リサーチするときはこのQSCをしっかりと見ていきましょう。

Q(Quality/クオリティ)は品質です。料理の味がいつも同じか、ボリュームは他のお客さまと同じか、値段相応の味かという点をみます。

S(Service/サービス)は、接客などのサービスです。正規社員よりもアルバイトが多い飲食店では、従業員の教育に差があると、接客態度で劣ってしまいます。

お客さまの方を見ているか、声掛けが出来ているか、活気があり、笑顔が出ているかなどを重点にみましょう。

C(Cleanliness/クレンリネス)は清潔さで、駐車場にゴミが散乱していないか、テーブルが綺麗に拭き上げているか、窓やドアに手垢が残っていないか、トイレは清掃してあるかなどをみていきます。

ストアコンパリゾンはレポートを書き続けることが重要

ストアコンパリゾンはすぐに実践しても結果に結びつくことは容易ではありません。

先述した飲食店の例でも、自店舗と比較して足りない部分はどこか把握し、自店舗に取り入れられるかを分析しなくてはなりません。

業態が同じでも店舗の大きさが違えば、同じことは実践しにくいですし、従業員の数も異なってきます。

多店舗をリサーチしてもそれだけに満足せず、他の繁盛店もリサーチしてレポートを書き続けて経験を積んでいきましょう。

繁盛している店舗というのは、お客さまが実際に選んでいるお店です。

複数ある競合店舗の中から、何か理由があってそのお店に足を運んでいます。

その理由を自店舗にも取り込むために、ストアコンパリゾンを用いて集客効果を高めていきましょう。