進学奨学金と教育ローンの違い(読了時間:2分17秒)

大学へ進学したいけれど、家の経済的な事情を考えると難しそうだと迷っている人はいませんか? そんなときは、「奨学金」や「教育ローン」を利用する道もあります。 現在、多くの学生が奨学金を利用して学んでいます。また、大学では在校生向けの奨学金制度や、教育ローンも紹介してくれます。 高校にも、さまざまな奨学金の募集が届いているはずです。自分が利用できる奨学金や教育ローンがないか、先生や家族と調べてみましょう。

どう違う? 奨学金と教育ローン

奨学金と教育ローンは、どちらも学校で勉強をするために使われるお金ですが、どう違うのでしょう?

奨学金とは

奨学金は、学ぶ意欲があって成績も良いのに、家庭の経済的な事情で学校に行くのが困難な学生を金銭で応援するものです。

日本学生支援機構や財団、企業、大学などが行っている制度です。家庭の事情や本人の成績によって、支給されるかどうかが決まります。

奨学金には、「卒業後も返さなくてもよいもの(給付型)」と、「返す義務のあるもの(貸与型)」の2つのタイプがあります。

返す義務のある貸与型は、さらに「無利子タイプ」と「有利子タイプ」に分かれます。

どちらも学生本人が申込みを行うため、受け取りや、貸与型の場合に返していくのも本人です。

教育ローンとは

教育ローンは、銀行などの金融機関が入学金や授業料にあてるお金を貸し出すもので、返す義務のある奨学金とよく似ています。

ただし、借りられるのは学生ではなく、収入のある人、つまり親です。こうしたことから、原則として親が返していかなければなりません。

奨学金は、多くの人から集めた寄付金や、税金などがもとになっています。

奨学金と教育ローンの使い道

奨学金は、一般には、学校で勉強を続けるために使うお金として支給されます。ただし、細かな使い道は決められていません。

毎月、数万円ずつ決まった金額を受け取るものが多いため、日々の学習費や生活費として利用するのに向いています。

一方、教育ローンは、利用目的が学校に納める入学金や授業料に限られています。その代わり、使い道が自由な他のローンよりも利息が安くなっています。

金融機関によっては、教科書代や引越しの費用まで借りることができます。

まとまったお金が必要になる入学時や毎年の授業料には、教育ローンが利用されています。

また、海外留学を希望しているなら、留学のための奨学金や、留学資金を借りられる教育ローンもあります。

自分に合った利用方法を考えよう

奨学金も教育ローンも、卒業してからちゃんと返していけるか、不安もあるでしょう。

借りずにアルバイトだけでがんばる、という人もいるかもしれません。

しかし、アルバイトが忙しくて勉強する時間がなくなったら、何のために進学したのかわかりません。

まずは進学したらどれくらいのお金が必要になるのか、親がどのくらい準備してくれているのか、アルバイトでいくらくらいの収入が得られるのか、を計算してみましょう。

その上で不足するなら、

・自宅通学なので生活費はアルバイトで稼ぎ、授業料を教育ローンで払う
・県外の大学を志望しているので、一人暮らしの生活費として奨学金を利用する
・入学金だけ教育ローンを使い、生活費の不足分を奨学金で補う

など、自分に合った利用方法を家族と考えてみましょう。

奨学金も教育ローンも、申し込んですぐに受け取れるわけではありません。

書類を揃えるまで、さらには利用できるかどうかわかるまで、時間がかかることもあります。

とくに奨学金は、募集の時期が決まっているものも多いため、早めに学校で調べてみましょう。

入学後も、何らかの事情により、急に授業料などが払えなくなってしまったということがあるかもしれません。 急に経済的に困った状況におかれた学生のために、特別な奨学金制度や、授業料を免除、あるいは分割払いできる学校もあります。 お金の問題で勉強が続けられるかどうか悩んだら、まず身近な学校に相談することが大切です。