専門学校の就職率(読了時間:2分9秒)

さまざまな職業に就くために必要な知識やスキルを学べる専門学校。

「就職に強い」というイメージを抱いている人も多いことでしょう。

それでも、専門学校を卒業した人のうち、いったいどれくらいの人が希望通りの進路へ就職できているのかは気になるところです。

ここでは、専門学校の就職率について考えていきたいと思います。

専門学校が就職に強い理由

専門学校が「就職に強い」といわれるのには、理由があります。

それは、専門学校自体が、職業や仕事に直結する勉強をすることを目的としている場所だからです。

学問の勉強や研究をする大学などとは違い、専門学校では職業に必要な知識やスキルを身につけ、さらに実践力を磨くための実習の時間も多く設けられています。

また、専門学校は各業界とのネットワークもあり、過去の就職実績などから豊富な求人情報が集まってきます。

就職ガイダンス、模擬面接、進路指導なども積極的に行われており、こうした専門学校のさまざまなサポートを受けることで、希望の道へと就職しやすい環境が整っているといえます。

就職率はどれくらい?

上記のような目的を持つ専門学校では、「就職率の高さ」をウリにしている学校が少なくありません。

実際、さまざまな分野の専門学校が「就職率100%」「就職率〇年連続90%以上」といったように、高い数値となっていることもよく見られます。

就職の前に国家資格の取得が必要な職業・仕事については、国家試験の合格率も発表されていることが多いです。

各専門学校の就職率や内定先、進路については、たいていホームページなどで公表されているので、ぜひ調べてみてください。

大学よりも就職率はいい?

文部科学省の調査によれば、平成30年4月1日現在、大学の就職率は98.0%、いわゆる専門学校と呼ばれる専修学校(専門課程)の就職率は94.7%と発表されています。

大学と専門学校ではカリキュラムも求人内容も就職先も異なるため、簡単にすべてを比較することはできませんが、決して専門学校だけが高い就職率を誇っているわけではありません。

ただし、専門学校では特定の分野についての専門的かつ実践的な勉強をすることができるため、勉強した分野に関連する職業・仕事を目指している人にとっては、就職への近道となることは確かだといえるでしょう。

就職率をチェックする際のポイント

とりわけ高い就職率を誇る専門学校への進学を考えている人にとっては、「この学校に入れば将来は明るい」と感じるかもしれません。

しかし、就職率をチェックする際にはちょっとした注意が必要です。

それというのも、たとえ「就職率100%」とうたっていても、それが本当に就職を希望している学生の全員が就職できたということではない場合があるからです。

就職率の示し方には規則があるわけではなく、各学校が独自の基準で計算して発表しているものになります。

なかには、「就職が決まらない学生は、もともと就職する意思がなかったもの」と考え、計算式の母数に含めない場合もあるようです。

あるいは、最終的に就職はできても、もともと志望度の高い企業などへの就職は決まらず、泣く泣く別の道へ進んだケースもあるでしょう。

就職率の出し方は、特記事項や備考として書かれていることもありますので、そこまでよく確認して見るようにしてください。

ここで見てきたように、専門学校の就職率は予想通り高いものとなっています。

ただし、就職率の出し方は専門学校によっても異なり、必ずしも「就職率100%」だからといって安心できるわけではありません。

また、いくらその専門学校が高い就職率となっていたとしても、学校側が就職を保証してくれるわけではないということは理解しておきましょう。

希望通りの就職をするために何よりも大事なのは、自分が前向きに勉強を継続していくことと、就職活動に対しても真剣に取り組むことだといえるでしょう。