専門学校と専修学校の違い(読了時間:2分17秒)

専門学校のことを詳しく調べようとすると、「専修学校」という言葉を見かけることがあるかもしれません。

どちらも似たような言葉ですが、正確な意味を追っていくと、両者には違いがあることがわかります。

ここでは、そんな専門学校と専修学校の違いについて紹介します。

専門学校は専修学校の一種

結論から簡単にいうと、「専門学校」は「専修学校」という種類の学校の一種にあたります。

専修学校とは、「職業や実生活に必要な能力の養成または教養向上を目的とする学校」であり、「学校教育法124条」によって定められ、都道府県知事が認めた教育施設にあたります。

さらに、専修学校は「修業年限1年以上」「年間授業数800時間以上」「常時40名以上の学生が在籍している教育施設であること」という定めがあります。

専門学校は、この専修学校のうち、高等教育機関として「専門課程」という課程がある学校のことをいいます。

では、ここからは専修学校の課程について見ていきましょう。

専修学校の課程について

専修学校は、ある職業に就くために必要な知識やスキルを習得したり、教養を身につけたりする学校のことをいいます。

この点が、学問の研究などを行う大学などとは大きく異なる点になります。

専修学校の課程は、入学資格によって以下のように分類されます。

専門課程

基本的に、高校やこれに準ずる学校を卒業した人が入学できます。

高等課程

基本的に、中学校やこれに準ずる学校、義務教育学校を卒業した人が入学できます。

一般課程

学歴などの入学資格はとくに法律上では設けられません。

これら専修学校の学科は、大きく以下の8分野があります。

・工業関係
・農業関係
・医療関係
・衛生関係
・教育・社会福祉関係
・商業実務関係
・服飾・家政関係
・文化・教養関係

このような専修学校のうち、「専門課程」を置く教育機関が通称で「専門学校」とされています。

かみ砕いていうと、高校などを卒業した人が、ある職業に就くために、あるいは教養の向上のために必要な能力を身につける専修学校が専門学校です。

専門学校を出た人のほとんどが、卒業後に就職や仕事に就くことを目指しています。

なお、ここで見てきた専門課程、高等課程、一般課程という3種類の専修学校のうち、圧倒的に専門課程(つまり専門学校)で学ぶ生徒が多いとされています。

専門学校の呼称について

繰り返しになりますが、専門課程を置く専修学校は「専門学校」と呼ばれており、実際そのように称することができます。

「〇〇専門学校」のような名称の学校は、専門課程のある専修学校です。

ただし、専門学校を名乗ることはあくまでも権利であって、義務ではありません。

そのため、専門課程を置く専修学校が必ず専門学校を名乗らなければいけないわけではありません。

専門学校の修業年限について

専門学校の修業年限は基本的に1年~4年となっており、なかでも2年の学校が多くなっています。

学科や勉強する分野によって、修業年限には違いが出てきます。

修業年限2年以上の専門学校で学ぶと「専門士」、修業年限4年以上の専門学校で学ぶと「高度専門士」という称号が得られることがあります。

なお、修業年限2年以上などの条件を満たす専門学校の学科を修了すると大学に、また修業年限4年以上などの条件を満たす専門学校の学科を修了すると大学院への進学が可能となります。

私たちは、「専門学校」という言葉を普段から頻繁に耳にしたり口にしたりしていますが、じつは、そんな専門学校は「専修学校」という学校の一種であることがおわかりいただけたかと思います。

また、特定の知識や技術を学ぶ学校すべてが専門学校というわけではなく、専門学校と名乗るにもきちんとした定めがあります。

専門学校への進学を希望している人は、ぜひこのような特徴を理解して合格を目指してください。