働き方正社員登用制度とは?(読了時間:2分3秒)

企業の求人情報を眺めていると、雇用形態はアルバイトや契約社員でありながら、しばしば「正社員登用制度あり」といった表記を見かけます。 この言葉について、正社員になれる可能性があるという点は何となく理解できても、実際にどのような制度なのか知らないという人もいるはずです。 そこで今回は、正社員登用制度の仕組みについて紹介していきます。

正社員登用制度って何?

正社員登用制度とは、契約社員やアルバイト・パートなど正社員以外の雇用形態から、正社員へと転換する制度のことをいいます。

正社員登用制度は法律で条件や定義が定められたものではなく、企業によってこの制度を置くところもあれば、置かないところもあります。

また、この制度が導入されている場合でも、一定期間を経たらほとんどの人が正社員登用されることもあれば、社内での試験を受けてそれに合格した人のみが正社員になれるという場合など、まちまちです。

正社員になるメリット、デメリット

正社員になると、一般的にはそれまでよりも責任のある仕事を任されたり、役職が与えられたりするようになります。

業務の幅が広がれば給与が上がることにもつながりますし、正社員という立場を手に入れれば社会的な信用性も増しますから、多くの人にとってはメリットが大きいといえるでしょう。

ただし、正社員になることによって、それまでとは違う働き方を余儀なくされるところもあります。

たとえば、アルバイトのときは勤務時間や休日を比較的自由に決められたものの、正社員になればフルタイムの勤務となり、場合によっては残業や休日出勤を命じられることもあるといった具合です。

自らの望むキャリアプランやライフスタイルによっては、必ずしも正社員がベストだとはいえません。

正社員登用制度の落とし穴

正社員登用制度があるといっても、その実態は企業によってまったく異なることには注意が必要です。

なかには、正社員になるためには非常に高いハードルを課しており、ほとんど正社員登用実績はないといった企業も存在します。

こうした企業に入ってしまった場合、「思っていたのと違った…」という状況に陥りかねません。

もし、ゆくゆく正社員になることを希望したうえでアルバイトや契約社員として入社する場合には、過去にどのくらいの人が正社員登用制度を使って正社員へとステップアップしたのかについて確認しておくとよいでしょう。

正社員登用制度で正社員になるには

先にも書いた通り、正社員として登用する際の基準は企業によって異なります。

ものすごく高いハードルを越えなくてはならないこともあれば、比較的簡単にステップアップできることもあるなど、こればかりは会社の考え方次第といえます。

ただし、どの会社でも共通していることは、「正社員には会社の重要な業務をしっかりと任せたい」と考えている点です。

だからこそ、まずは真面目に働いて、社内の人たちから信頼される存在を目指すことが第一といえるでしょう。

もちろん、営業であれば数字を上げるといった目に見える成果を出すということも大事ですが、「この人になら安心して仕事を任せられる」「一緒に働いていきたいと思える」といわれるような人間になることが、最も重要なことだといえるでしょう。

正社員以外の雇用形態から正社員になることは決して簡単ではありませんが、正社員登用制度がある会社を選べば、日々仕事を頑張っていこうというモチベーションにもつながるはずです。 ただし、いつか必ず正社員になれるものだと安易に考えて入社すると、会社の事情によっては思い通りにならないこともあるため、人事担当者などに自社の正社員登用制度の実態についてよく確認しておくとよいでしょう。