「ポシャる」とは

巷でよく耳にする「ポシャる」という言葉は会社だけでなく友達との会話でも聞いたことがあるのではないでしょうか。

今回はこの「ポシャる」という言葉について詳しく説明します。





「ポシャる」の意味

ポシャるとは予定していた計画が途中で取りやめになってしまう時に使います。「おじゃんになる」という言葉と意味合いは近いと思ってよいでしょう。

ポシャるという響きからも想像できるように、せっかく予定にしていたことがなくなってしまって、そのために準備していたことも全部ダメになってしまった残念な気持ちもこもっています。

この言葉の語源は、意外にもフランス語で帽子を意味する「シャポー(chapeau)」からきています。

シャポーをひっくり返しで作られた言葉を動詞形にした倒語が「ポシャる」です。

倒語とはマネージャーの事を「ジャーマネ」といったりサングラスを「グラサン」というように、わざとひっくり返して使う言葉です。

今ではほとんど使われませんが、降参したという時「シャッポを脱ぐ」と言っていた時代がありました。

こういう場合に帽子を脱ぐ時は負けたという意味合いなのですが、その言葉がもとになったのだろうと言われています。

「ポシャる」を使うシチュエーションと会話例

一生懸命頑張っていたことがダメになると悔しいし、とても残念ですが「ポシャった」というとなんとなくユーモアが加わって、まわりを和やかにしてしまうようなニュアンスもあります。

そんな気持ちがこもった言葉が「ポシャる」です。

「ポシャる」はラフな言葉なので、あまり公の前では使いません。気心の知れた人同士で使う事が通常のシチュエーションです。

単に予定がなくなったという時に「明日の花見の予定がポシャったから、だれか飲みにいかない?」という軽いものから、「あの、銀座に出店するって言う話はどうなったの?」「ああ、あれは結局ポシャった。」というような大きな計画がだめになった時でも使います。

お店が潰れたりと、深刻なことでも、「お店ポシャっちゃったからいま借金返済で大忙しなんだ」という言い方もします。

あくまでも本人がダメになることが前提ですが、軽い事で友達同士などで「そういえばあの話どうなったの?ポシャったの?」と聞くようなときもあります。

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この記事のまとめ

なにかがだめになったときに、「失敗した」というより「ポシャる」という言葉の方がなんとなく明るい気持ちになれます。

こういう言葉の生まれた背景をたどってみるのものも興味深いものです。

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