観光専門学校とは(読了時間:5分15秒)

国内旅行や海外旅行など、多くの人がワクワクできる魅力的な「旅」。

将来、そんな旅行に関連する仕事がしたいと思ったら、観光専門学校が進学先の選択肢にのぼってくるかもしれません。

このページでは、観光専門学校ではどのような勉強をするのかや、将来目指せる職業・仕事、また観光専門学校の学費などについて紹介していきます。

観光専門学校とは

観光専門学校は、おもに旅行や観光に関連する職業・仕事に就くために必要とされる知識やスキルを身につけるための学校です。

旅行や観光に関わる仕事には、ツアーの企画のほか、ツアー商品の販売、また旅行先でのガイドなどさまざまなものがあります。

観光専門学校では、在学中にさまざまな専門知識や実務のスキルを高めることで、確実に旅行・観光業界への就職を目指していくことができます。

また、在学中に国内旅程管理主任者、旅行業務取扱管理者(国内/総合)、AXESS実用検定、TOEICといった、旅行・観光業界における実務に関連する多様な資格取得を目指せる学校が多く、それらの資格を生かして就職活動に臨むことができます。

また、観光専門学校のなかには、ホテルやエアライン系の仕事、あるいはテーマパークや葬儀関連の仕事に就くための勉強ができるところもあります。

いずれも、豊かなホスピタリティ精神や高いサービススキルが求められる仕事という点は、旅行・観光業界の仕事と共通しています。

観光専門学校で勉強すること、授業科目

観光専門学校の授業は、大きく見ると「旅行」や「観光」に関連するさまざまな職業・仕事に就くために必要な知識とスキルを身につけるための科目で構成されています。

具体的な授業科目の一例は以下の通りです。

・国内地理、海外地理
・旅行業法
・国内旅行演習
ツアーコンダクター実務
・旅行セールス演習
・ツアープランニング演習
・AXESS演習
・旅行業英語、英会話
・ビジネス実務
・サービスマナー
・接客技術

など。

旅の企画・手配・提案・販売といった各実務に関連する授業が多く、就職後には現場の即戦力として働ける力を育てていきます。

また、観光・サービス業では外国人との関わりも多いため、英語(英会話)の授業にも力を入れていたリ、マナーやホスピタリティのスキルを磨く実践的な授業も多く設けられていることが特徴です。

このほか、一部の観光専門学校では、「ホテル」や「エアライン」に関連する職業・仕事を目指すための知識や技術を学ぶことができます。

観光専門学校から目指せる職業・仕事

観光専門学校から目指せる具体的な職業・仕事としては、ツアーコンダクター、ツアープランナー、カウンターセールス、ツアーコーディネーター、添乗員、アウトセールス、ランドオペレーター、海外駐在ガイドなど、さまざまなものがあります。

このほか、観光専門学校によってはホテル関連の職業・仕事(フロントスタッフ、ベルスタッフ、ドアマン、コンシェルジュ、レストランスタッフなど)や、航空業界に関連する仕事(客室乗務員グランドスタッフ、グランドハンドリングなど)を目指していくこともできます。

さらに、ホスピタリティやサービスマナーなどについて深く学ぶことによって、サービス業に分類されるその他の職業・仕事(テーマパークスタッフ、葬祭ディレクター、納棺士など)を目指せる学校もあります。

観光専門学校の学費、費用

観光専門学校は、その多くが「昼間部・2年制」のカリキュラムとなっています。

学費には初年度のみ必要な入学金のほか、授業料や施設維持費が含まれるのが一般的で、これらを合わせた年間の学費は、130万円~150万円程度となる学校が多いようです。

昼間部・2年制の観光専門学校の場合、卒業までに必要な学費は300万円前後となることが多いでしょう。

「夜間課程(夜間部)」の学費は、昼間部よりも低く抑えられていることが多く、学校によっては昼間部の半額程度となっているところもあります。

また、学費以外に一般的にかかる費用として、教材費・テキスト代、研修旅行費などが年間で5万円~10万円ほど必要になってきます。

観光専門学校の就職先、就職率、卒業後

観光専門学校の代表的な就職先としては、旅行会社やホテル、航空会社鉄道会社、テーマパークなどが挙げられます。

とくに旅行会社へ就職する人が多いですが、ひとことで旅行会社といっても全国展開する大手企業をはじめ、その企業のグループ会社まで含めるとたくさんの数があります。

旅行会社系列の専門学校もあり、そうした場合にはグループ各社へ就職する人が多くなっています。

観光専門学校には旅行・観光業界とのネットワークがあるため、豊富な求人情報が集まりやすく、学生は専門学校のさまざまなサポートを受けながら就職活動をすることができます。

どの学校も就職率は比較的高くなっているようですが、具体的な卒業生のおもな進路については各学校で異なるため、入試情報などをよく確認してください。

観光専門学校の入試、志望動機、面接

観光専門学校の入試は、「推薦入学」「AO入学」「一般入学」の3種類の方法で行われるのが一般的です。

入試科目は学校ごとに異なりますが、面接は必ず行われると考えておいたほうがよいでしょう。

面接のスタイルは、集団・個人・グループディスカッションなどさまざまです。

観光系の仕事の種類は多岐にわたるため、自分が将来どのような仕事をしたいのかをイメージし、専門学校で何を学びたいと考えているのかを語れるように準備しておきましょう。

また、志望校のカリキュラム、実習内容、校風、教育方針などの特徴を調べ、とくに魅力を感じたところを伝えられるようにしておくとよいでしょう。

観光専門学校のオープンキャンパス

観光専門学校のオープンキャンパスでは、学校説明、校舎見学、入試説明、個別進路相談、体験授業などがプログラムとして用意されているのが一般的です。

学校のスタッフに入試や学校生活についての疑問・質問をぶつけることもできますし、体験授業では、たとえばツアーの企画や観光業の実務に関する実習体験、あるいは観光業の職業紹介など、さまざまな内容が実施されています。

オープンキャンパスへの参加は強制的なものではありませんが、気になっている学校のことをよく理解するよい機会になるでしょう。

また、専門学校によっては、遠方から参加する人にむけた交通費補助制度や、学生寮の無料宿泊制度(体験入寮)が用意されていることもあります。

夜間の観光専門学校

観光専門学校の多くは、日中に授業が行われる「昼間部」の課程となっていますが、一部の学校では夕方以降に授業が行われる「夜間部」が置かれています。

夜間部は昼間部に比べると1日あたりの授業時間は短いですが、その分、凝縮したカリキュラムで集中的に学ぶことができます。

また、昼間部と同じように、卒業後には就職を目指せる実践的な授業科目が多くなっており、学びに関連する資格取得も目指すことが可能です。

夜間部には、社会人として昼間に働きながら観光業界への転職を目指す学生も多く通っています。

また、専門学校によってはアルバイト先を紹介しており、観光やサービス系のアルバイト(ホテル・空港での勤務など)をし、学校で学んだ知識を実務で生かしながら、より効率的にスキルアップを目指している人もいるようです。

観光専門学校では、旅に関連する職業・仕事に就くために必要な専門知識とスキルを在学中にしっかりと身につけ、即戦力として活躍できる実力を磨いていくことができます。

また、それ以外にもさまざまなサービスに関わる職業・仕事を目指すための勉強ができる観光専門学校もあります。

具体的なカリキュラムや研修内容などは学校によっても異なるので、ぜひ詳しく調べてみてください。