看護学部で学ぶこと、学科、志望理由、就職先

人をケアするための知識・技術を習得




看護学部とは

看護学部は、人をケアしていくために必要な知識・技能について学ぶ学部です。

看護師として実際に患者のケアができるようになることを目指し、そのための授業が行われます。

看護学は「基礎看護学」「臨床看護学」「地域看護学」の3分野から構成されています。

基礎看護学では看護理論や看護の歴史、看護技術などについて学びます。

臨床看護学では患者と接遇することを想定した理論の実践について学びます。

地域看護学では個人、家族、グループ、組織、地域社会といった切り口から看護的アプローチを探求していきます。

看護学部を志望する学生は、「看護師になりたい」「看護師として必要な知識・技能を身につけたい」「国家試験に合格したい」といった明確な目的を持っています。

そのため、専門知識の習得や病院での実習といった大変な場面でも励まし合い、互いの夢をかなえるために支え合おうとする前向きな雰囲気があります。

就職状況としては、看護師として医療施設に就職する人が大半ですので、就職率は高い傾向があります。

看護師は医療現場から需要が高いうえに、看護師資格を持っていなければ就業することができないことから、就職や転職の際に働き口に困ったことはない人も多いようです。

看護学部の理念

看護学部では、生命を尊重し、豊かな人間性を備え、科学的・文化的素養を備えた看護師を育成するという目的を持って作られている学部です。

大学での教育や研究を通じて看護学を学問として体系的に学び、看護が必要とされる場において人々が健康に生きるための支援を行うために、理論を実践として応用していける力を身につけます。

医療の世界は日々進歩しており、時代によって看護のニーズも少しずつ変化していますが、看護学部ではそれに対応しうる知識・技術を身につけ、人々の健康や保健、福祉の向上に貢献できる人材を育成します。

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看護学部で学ぶこと、勉強すること、授業内容、卒論

看護学部で学ぶこと

看護学部では、看護に関する専門知識やスキルを身につけるための科目をはじめ、患者さんの気持ちに寄り添える人間になるために幅広い科目が用意されています。

大学では、即戦力として活躍できるスキルを磨く専門学校よりも幅広い教養を身につけやすい環境となっており、医薬、心理学、福祉、教育など、看護学と関連する多様な領域に関する学びを深めていくことができます。

多くの大学では、教養科目のほか、基礎看護学をベースに、臨床看護学や生涯発達看護学、生活支援看護学などを学んでいき、看護の各領域の理論を学んでいきます。

看護学部の特徴のひとつは、各分野ごとに、多くの実習時間が設けられていることです。

理論を頭に入れるだけでなく、それをどう実践していくかを重視したカリキュラムが組まれています。

看護学部の授業内容

看護学部の授業には、講義のほか演習や実験、実習があります。

講義では看護学の概論をはじめ、基礎看護学や教養科目を学びます。

そのほか、看護師・保健師国家資格取得の要件となる「病態・治療学」といった内容を履修します。

演習や実験においては、解剖見学や動物実験が行われることもあります。

そして、実習では病院で実習生として就業し、実際に患者を担当します。

精神的にも肉体的にもハードな内容ではありますが、看護師として就業する上で必要な体力・精神力を鍛える意味においても、実習は役に立ったと振り返る卒業生が多い傾向があります。

看護学部の卒論の例

  • アルコール消毒液が皮膚組織に与える影響について
  • 不妊治療患者の心理と支援の在り方について
  • 化学療法中の幼児の食行動の発達を促す看護師のかかわり
  • 音楽聴取が睡眠・ストレスにもたらす影響について
  • 外来で化学療法を受けるがん患者の食事や栄養面に関する支援の課題
  • 看取りを経験した訪問看護師の死生観の形成
  • 一般病棟で亡くなる患者の家族への看護の実際

看護学部で学んだことの口コミ

  • 災害看護学など比較的新しい領域の看護学も学べた事は大変意味があった。
  • 国家試験対策もしっかりされていたので、希望通り私は看護師、保健師両方の資格を取ることができた。
  • 人体の解剖学や生物学、看護師としての倫理観などを詳しく指導してもらえた。
  • 一番の学びは、人を支えたりサポートすることの難しさ、奥深さと面白さです。
  • とにかく手に職をつけて良かった。転職先に困ることがない。
  • 基礎の看護技術や実習など、実践でも生かせることを学べた。
  • 看護学だけでなく一般教養の授業も充実しており、多角的な方面から看護学を考える力がついた。

看護学部の主な学科・分野と概要

看護学科

看護に関する確かな専門知識・技術を身につけることをはじめ、人間の生命を尊重し、患者さんの苦しみや痛みを理解できる豊かな人間性を持つ看護師を育成します。

看護学部で学ぶ学問分野・概要

看護学には基礎看護学・臨床看護学・地域看護学などの分野があります。

基礎看護学

看護学概論
看護学を研究する上で基盤・基本となる理論、方法ついて幅広く学びます。

看護倫理
看護師としての看護ケアや臨床場面における判断、患者とのコミュニケーションなどについて、倫理的な諸問題を研究します。

臨床看護学

成人看護学
成人の疾患と治療の理解に基づく看護実践について考えます。

小児看護学
15歳までの子どもを対象とした看護の在り方について考えます。

リハビリテーション看護学
日常生活動作の支援が必要な患者に対する看護の在り方について研究します。

精神看護学
患者の精神面での健康という観点から看護学の在り方について研究します。

地域看護学

公衆衛生看護学概論
地域ケアシステムの中で保健・医療の立場からケアを提供する方法について研究します。

保健医療福祉行政論
法に基づく行政の論理を学ぶことを通じて、保健指保健指導の在り方について研究します。

看護学部で目指せる主な資格

・看護師国家試験受験資格
・保健師国家試験受験資格
助産師国家試験受験資格
養護教諭一種免許状

看護学部を志望する学生のほぼ全員が看護師国家試験合格を目指しています。

看護学部で所定の単位を取得することにより、看護師国家試験の受験資格を得られます。

また、看護師国家資格と同時に保健師や助産師の資格取得を目指す人もいます。

養護教諭資格とは、学校の保健室で養護教諭として就業するために必要な資格です。

看護学部の大学選びのポイント

看護学を学ぶ大学を選ぶ際には、将来的に実習を行ったり国家資格試験に挑戦したりするときのことを想定しておくことが非常に重要です。

実習が始まると、毎日研修先の病院へ通うことになります。

精神的にも肉体的にもハードな期間ですので、通いやすさやアクセスは非常に重要な点です。

また、将来的に就職したい大学病院の付属校であれば、就職の際にスムーズに紹介してもらえる可能性が高いでしょう。

学生の意欲が高く教員が熱心に指導している大学では、看護師資格と同時に栄養士や助産師といった資格の取得を目指す学生が多く、実績も出ているものです。

卒業生の進路や国家資格の合格実績なども含めて、志望する大学を検討することが大切です。

看護学部の入試方法・受験科目

看護学部の一般入試科目は、大学によってまちまちです。

数学(数学Ⅰ・A)または理科(化学・生物)から1科目を選択する形式の大学がよく見られます。

英語や国語を必須科目としている大学もありますが、国語の代わりに小論文を課している大学も見られます。

国語は古文や漢文は出題されず、近代以降の文章のみ出題している大学もあります。

また、一般入試においても面接試験を実施している大学がありますので、入試要項などをよく調べておくことが重要です。

看護学部の学費

看護学部では講義だけでなく演習・実験・実習が行われることから、他学部よりも学費が高額になる傾向があります。

医学部ほどではないものの、一般的な文系・理系学部よりもお金がかかるというイメージです。

一例として、
北里大学看護学部では、初年度1,900,000円(入学金400,000円、授業料1,200,000円、施設設備費300,000円)、4年間で6,100,000円 といった学費になっています。

このほか、助産教育課程(4年次350,000円)や保健師教育課程(3年次50,000円)、教職課程(同100,000円)といったように、看護師以外の資格も取得を目指す場合は別途学費がかかることがあります。

看護学部の志望理由、例文、面接

看護学部の志望動機

看護学部を選択する人のほとんどは、入学時点で「看護師になる」という明確な目標を持っています。

看護師になりたいと思うきっかけは人それぞれ異なりますが、志望理由がはっきりとしている人は多く、入学後も看護師になるための第一関門となる国家試験合格に向かって、努力を続けています。

なお、看護師になるには、大学以外に、専門学校で学ぶ道もあります。

そのなかで、あえて大学に進むことを選んだ人は、看護の専門知識やスキルのみならず、幅広い学びを通して教養や人間性を深めたいという気持ちを持っているようです。

また、4年制の大学であれば、看護師に加えて保健師または助産師養成カリキュラムも並行して学ぶことができるため、将来はそれらの方面へ進むことも視野に入れて、大学に進学を決める人もいます。

看護学部の志望動機の例文

私は母親が看護師として働く姿を幼い頃から見て育ったので、将来は自分も看護師になりたいとずっと考えてきました。

とくに小学生の頃、ナイチンゲールの伝記を読んだことがきっかけで医療現場における看護の重要性が分かり、母の仕事を尊敬するとともに、自分自身も医療に貢献したいと強く思うようになりました。

貴校では看護師資格取得に向けて学ぶだけでなく、保健師や助産師の資格取得に向けて並行して勉強する方が少なくないと窺いました。

保健師資格の同時取得を目指したいと思っておりますので、周囲に同じ目標を持つ方々の多い環境に身を置いて学びたく、貴校を志望いたします。

看護学部のAO・推薦入試の面接で聞かれること

看護学部は看護師になるという大きな目的があって志望する学部ですので、面接においても「なぜ看護師になりたいのか」「自分は看護師に向いていると思うか」「看護師として働く上で大切だと思うことは何か」といった、看護師を目指すことに対する決意の固さについての質問が中心になると考えられます。

また、医療人として働くということは人の命を預かることですので、人間性の面も重視されます。

高校時代までの学校生活や友人関係、クラブ活動についても、人柄を知るための手がかりとして聞かれる可能性があります。

面接がとても厳しいような印象を受けるかもしれませんが、看護師になりたいという強い気持ちがあって、高校生活を問題なく送ってきた人であれば、面接は通過できると考えていいでしょう。

看護学部の志望理由の口コミ

  • 将来看護師及び保健師の資格を取りたいと思い、看護師と保健師両方の資格を4年間で取得できる看護学部看護学科を志望しました。
  • 幼いころから看護師になりたいと思っていたため。
  • 看護学部は実習の授業があるため、大学病院が併設されている大学がよいと思ったので、医学部もある大学を目指しました。
  • 医療関係の仕事はたくさんありますが、患者さんに一番近い存在である看護師になりたいと思ったので。
  • 看護専門学校という選択肢もありましたが、高校の進路指導の先生に大学の方がいいと強く勧められたので大学にしました。

看護学部の雰囲気・男女比

看護学部は、圧倒的に女性の割合が大きくなっています。

大学によって男女比率は若干異なりますが、男性が1割か、それ以下ということも珍しくはありません。

しかし、近年では医療現場でも男性看護師の必要性が叫ばれており、それにともなって、年々男子の比率も上昇傾向にあるようです。

男性だからといって差別されるようなことはありませんが、女性に囲まれる中でも上手にコミュニケーションをとり、対等な立場で学んでいく姿勢が必要とされます。

看護学部は「少人数教育」を重視している大学が多いため、学生と教員の距離が近く、アットホームな雰囲気があることが特徴です。

学部の同級生や先輩・後輩は同じ目標を持つ仲間となります。つらいときや勉強がハードなときでも、お互いに励まし合いながら夢に向かって進んでいます。

看護学部の雰囲気・男女比の口コミ

  • 看護学部看護学科ですので、圧倒的に女子が多く、男子は数える程度。
  • 「看護師」という目標をみんな持っていますから自ずと意識は高くなる。
  • しっかりした性格で、自己主張ができる人が多かった。
  • 難関試験を突破した学生たちなので、真面目なタイプが多かった。
  • 責任の大きい仕事を担うナースの卵ですから厳しい指導も時にはあります。

看護学部の楽しいこと・大変なこと・つらいこと

看護学部の楽しいこととして、全員が同じ目標に向かって努力しているため、自然と仲良くなれる雰囲気がある点が大きいようです。

反対に大変なこととして「実習」を挙げる人は少なくありません。

課題をこなしながら患者を担当していくのは非常にハードであり、体力的にも精神的にも大変だったとの声があります。

また、試験では知識があやふやなままだと点数が取れず、単位を落としてしまうことがあります。

人の命を預かる仕事ですので、学ぶべきことはしっかりと頭に入れてしまう覚悟で勉強する必要があります。

看護学部の楽しいことの口コミ

  • 女子が圧倒的に多かったので、女子高のノリで学生のテンションもスゴく高く、学内も明るい雰囲気で楽しかった。
  • みんなが同じ目標を持っていることから話も合いやすく仲が良かった。
  • 運動部、文化部共に部活動がわりと活発で、医学部の学生と一緒に練習をしていました。

看護学部のつらいことの口コミ

  • 病院や保健所などで行われる実習は期間が長く、膨大な量の勉強や課題をこなす日々が続くので大変だった。
  • 単位を一つでも落としてしまうと進級できなかったため大変だった。

看護学部の口コミ一覧

看護学部の就職先、業界、目指せる職業・仕事、進路

看護学部の就職先

看護学部で所定の課程を修了すると、看護師国家試験の受験資格を得ることができます。その試験を受けて合格することで、厚生労働大臣より看護師免許が公布され、ようやく看護師として働けるようになります。

多くの学生は、看護師の国家資格を取得したのち、大学病院や総合病院などの医療施設を中心に就職を果たしています。

通っていた大学と系列の病院がある場合には、そちらへ進む人が多くなっています。

また、同時に保健師や助産師の国家資格を取得した場合には、そちらの道へ進んでいく人もいます。

たとえば、企業や学校でのメンタルヘルスや健康教育活動、地域の保健所や保健センターといった行政機関での活躍など、病院以外にも看護学の知識が発揮できる場は多岐にわたっています。

全体としてみると、就職先は医療関係機関が中心にはなりますが、一般企業へ就職して、健康やスポーツビジネス、フードビジネスなどに携わりながら、自らの可能性を多方面へ広げていこうとする人もいます。

看護学部の就職の状況と需要

看護師は国家資格が必要な職務ですので、医療施設は看護師が足りないからといって誰でも採用できるわけではありません。

看護師国家資格を取得済みの人が必要なので、有資格者の需要はもちろん高くなります。

大学によっては、卒業後の就職先としていくつかの病院に学生を紹介しているケースもあります。

このように、看護学部の卒業生は安定した就職状況にあると言えます。

就職後、仮に転職することになったとしても、看護師の求人は間断なく出ており、とくに正看護師は条件面でも優遇されているケースが多いことから、働き口には恵まれていると言えるでしょう。

看護学部の就職以外の進路

より看護学の専門性を高めたいという気持ちから大学院へ進学をし、その後、就職や研究などの道へ進んでいく人もいます。

研究の道に進む人は、高度な看護実践能力を持つ研究者、教育者として現場の看護師を支援したり、大学教員として後進の育成に力を注いだりすることを目指します。

看護学部の就職の状況の口コミ

  • 看護師、保健師の国家試験に合格すれば、圧倒的に看護師として病院へ就職していく人が多かった。
  • 一部には公務員試験を受けて保健師としても就職していく人もいました。
  • 数としては少数派ですが訪問ステーションやクリニックに行く人もいる。
  • 看護師として付属病院に就職する人が50%、付属病院以外に就職する人が30%、保健師として保健所等に就職する人が10%、助産師として就職する人が10%という感じでした。
  • 就職せずにさらに助産師課程に進む人、養護教諭課程に進む人もいました。

看護学部から公務員を目指せる?

あまり知られていませんが、看護師が公務員として働くことはごく普通にあり得ます。

地方自治体が運営している病院・保健所といった医療機関に勤務する看護師は地方公務員となります。

また、自衛隊や厚生労働省、国立ハンセン病療養所といった国が運営している施設で働く場合は国家公務員となります。

養護教諭となる場合も、公立の小学校などであれば地方公務員として就業することになります。

このように、看護学部から公務員を目指すことは十分に可能です。

看護学部の卒業生の感想

看護学部の卒業生の感想としては、もともと看護師を目指して看護学部に入学しているため、学生生活や学ぶ内容そのものについて後悔している人はほとんど見られません。

むしろ、同じ目標を持って共に努力してきた仲間として、看護師になってからも交流が続くケースも多々あるようです。

また、看護師になってからは国家資格を有する人材として「転職に強い」というメリットを実感する人が少なくありません。

医療現場で人手不足が続くなか、転職先に困ることなくキャリアを重ねられることをありがたいと感じる人もいるようです。

看護学部の卒業生の感想

  • 大学では知識だけでなくたくさんの同じ目標を持った友人にも恵まれ、未だに付き合いも続いています。
  • 実習などハードな時期もあったが、看護師になってから活かせる知識や経験を積むことができ、充実した4年間だった。
  • 卒業後、転職のときに相談した事がありましたが、その時も非常に熱心に指導してくれた。
  • 私大看護学科が乱立している今、出身大学によって優劣を節々で感じることがあるため、できるだけ上位校を目指すことをお勧めします。
  • 親の介護、結婚、出産、育児とライフイベントごとに転職しましたが、転職先に困ったことは一度もありません。

看護学部の口コミ・体験談

地方公立大学 看護学部 看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護学科を目指した理由

私は将来看護師及び保健師の資格を取りたいと思い、看護学部看護学科を目指しました。

看護師と保健師両方の資格を4年間で取るためには大学の看護学部看護学科か保健学部看護学科などを選ぶ必要がありますが、私はカリキュラムなどを比較して、より看護を専門的に学べるのではないかと思えたことから最終的には看護学部看護学科を目指しました。

看護学科で学んだこと・役に立っていること

看護学部看護学科では看護理論に始まり、基礎看護学や領域別の看護学などを中心に幅広い看護学が学べました。

また災害看護学など比較的新しい領域の看護学も学べた事は大変意味があったと思います。

看護学だけでなく一般教養の授業も充実しており、多角的な方面から看護学を考える力がついたかと思います。

国家試験対策もしっかりされていたので、希望通り私は看護師、保健師両方の資格を取ることができ、現在看護師として従事することができており、大学で学んだ知識を元に働いています。

看護学科の雰囲気

看護学部看護学科ですので、圧倒的に女子が多いです。

私が入学した際も男子は数える程度でした。

大学ですが、看護学部ですので「看護師」という目標をみんな持っていますから自ずと意識は高くなるかと思います。

またみんな性格もしっかりしていて、自己主張ができる人が多かったです。

看護学科の楽しかったところ

女子が圧倒的に多かったので、女子高のノリで学生のテンションもスゴく高く、学内も明るい雰囲気で楽しかったです。

またみんなが同じ目標を持っていることから話も合いやすく仲が良かったです。

絆が強くて、何かあっても常に励まし合って過ごし楽しかった思い出しかありません。

看護学科のつらかった・大変だったところ

やはり看護学部看護学科では、病院や保健所などで必ず実習をしなければなりません。

それがなかなか大変です。

実習期間が長い上、その間は膨大な量の勉強や課題をこなす日々が続きます。

実習では患者を受け持つことにもなるので緊張感も続き、心身ともにかなり追い詰められることもあります。

看護学科の卒業後の就職先・進路

看護師、保健師の国家試験に合格すれば、圧倒的に看護師として病院へ就職していく人が多かったです。

その他一部は公務員試験を受けて保健師としても就職していく人もいました。

また就職せずにさらに助産師課程に進む人、養護教諭課程に進む人もいました。

卒業後の所感・メッセージ

私は将来の目標がはっきり定まっていたので看護学部看護学科に進み、本当に良かったと思っています。

目標通り資格を取れ大学で学んだ知識を生かし、現在も働いていますが非常に充実した日々が過ごせています。

また大学では知識だけでなくたくさんの同じ目標を持った友人にも恵まれ未だに付き合いも続いています。

その点でも看護学部看護学科に進んで、たくさんのことを得ることができました。

ただ実習もあるため、4年間は非常にハードになります。

ですから看護学部看護学科をめざすのであれば、心身をしっかりと整え覚悟を持って進んで欲しいと思います。

それができれば、非常に実りある学生生活を過ごせるのではないかと思います。

藍野大学 医療保健学部 看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護学科を目指した理由

姉が脳梗塞で倒れ、入院している時にすごく頼りになる看護師さんに励まされました。

そして自分も看護師になり患者も家族も救える看護師になりたいと思い、この学部に入学しました。

医療関係の仕事はたくさんありますが、患者さんに一番近い存在である看護師になりたいと思いました。

看護学科で学んだこと・役に立っていること

一番の学びは、人を支えたりサポートすることの難しさ、奥深さと面白さです。

対人間との関わりであるため、一辺倒で看護なんてできないです。

その時その時で柔軟に自分の行動を変化させる力、いわゆる空気を読む力が培われたと思います。

看護学科の楽しかったところ

やはり看護はチームワークが大事で、周りとの関わりや協力のし合いが必須です。

自分だけが良ければなんでもいいわけではなく、チームとして課題を乗り越えることがカギなのです。

そのためみんながすごく仲良くなれます。最初は関わりにくそうだなと思っていた同期とも、いつの間にか気のおけない仲になっていたりします。

なので、友達との思い出はたくさん作れると思います。

看護学科のつらかった・大変だったところ

やはり看護学科なので、領域実習の間は本当につらかったです。

それを乗り超えさえすれば…と我慢しながら、泣きながら仲間と事前学習や記録をこなしていきました。

仲間と励まし合い、時に課題を見せ合いながら(本当はダメですが、もう本当に限界値を超えるくらいしんどかったのです)でもそれがあったおかげで、少々の課題の多さややるべきことが多くなっても文句をいわなくなりましたし、忍耐強くなりました。

人間として成長できるきっかけになりました。

看護学科の卒業後の就職先・進路

大学病院、民間病院、公立病院が主な就職先です。

なかには保健師、助産師を目指すため進学したり保健師の試験を受ける方もいます。

数としては少数派ですが訪問ステーションやクリニックに行く人もいてると思います。

大学独自の就活ツールがあり、進路には困らないかと思います。

卒業後の所感・メッセージ

本当に先生方が親切で優しいです。

もちろん、甘やかすという意味ではなく社会に出た時に困らないようにしっかり教育してくれるという意味での優しいです。

決して見捨てません。

イマイチなところは、駅から大学まで出ているシャトルバスが朝は特にすごく混んでいます。

しかし、附属病院行きのバスに学生は乗ってはいけないため1限に間に合わないこともありました。

一応先生に伝えれば考慮してくれますが、静かな教室にこっそり途中入室するのが気まずかったです。

この記事のまとめ

看護学部は看護師としての基礎基本から実習に至るまで、専門性の高い知識・技能を学ぶハードな学部です。

しかしながら、看護師になりたいという共通の目標を持つ仲間と共に努力していくことができ、充実した学生生活を送れることは間違いないでしょう。

生半可な気持ちで選ぶべきではない学部ですが、看護師になりたいという強い思いがある人にとって、挑戦しがいのある学部と言えるでしょう。

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