車、トラックを運転する仕事の種類(10選)

高度な運転技術を持ち、颯爽と車を走らせるドライバーたち。

そんな姿を見て、自分もあんな風になってみたいと憧れを抱いたことがある人もいるでしょう。

ただ、ひとくちに「運転手」といっても、その人によって運転する車の種類はさまざまであり、運転に必要な免許や資格も異なります。

また、「モノ」を載せて運ぶ運転手もいれば、「人」を乗せて目的地へ送り届ける運転手もおり、それぞれ具体的な仕事内容は異なっています。

ここでは、そんな車やトラックを運転する代表的な仕事を紹介します。





タクシー運転手

タクシー運転手は、タクシーに人を乗せて目的地まで運ぶ仕事です。

タクシーには、大きく分けて「法人タクシー」と「個人タクシー」の2種類があり、前者はタクシー会社に勤務し、後者は個人事業主として働きます。

高度な運転技術を持ち、地理に詳しくあることはもちろん、お客さまへの気遣いや接客スキルも必要とされます。

歩合制を採用している会社も多く、たくさんのお客さまを乗せて長い距離を走れば走るほど、多くの収入を得ることができます。
タクシー運転手の仕事紹介ページ

バス運転手

バス運転手は、バスに人を乗せて目的地へと運ぶ仕事です。

バスは、大きく分けると路線バスなどの「乗合バス」と、観光バスなどの「貸切バス」の2種類があります。

路線バスは電車と同じように地域住民の足となるため、時間通り、決められたルートを、安全に走行することが求められます。

貸切バスは、観光ツアーや団体旅行、修学旅行などさまざまな目的で利用されており、同乗する添乗員やバスガイドと協力してお客さまが快適にバスの旅を楽しめるようにします。
バス運転手の仕事紹介ページ

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長距離トラック運転手

長距離トラック運転手は、遠隔地へと荷物を運ぶ仕事です。

大型トラックや中型トラックに乗ることが多く、それぞれ大型自動車免許と中型自動車免許が必要となります。

長距離を走り続けるため、食事や仮眠は高速道路のSA・PA内でとることが多くなります。

常に目的地への荷物の到着時間から逆算して車を走らせるため、日によって出勤時間が異なったり、とくに遠方まで運転する場合、家に帰れるのは数日後になったりするなど大変な仕事ですが、日本の物流を支えるためには不可欠な存在といえます。
トラック運転手の仕事紹介ページ

配送ドライバー

配送ドライバーは、おもに小型トラックに乗って、運送会社や集配所からオフィスや個人宅などに荷物を届けたり、集荷希望の連絡を受けてお客さまの元へ荷物を引き取りに行ったりする仕事です。

配送ドライバーは一人ひとり決められたエリア内を担当することが多く、トラック運転手のなかでも地域密着型だといえるでしょう。

コンビニのルート配送や、百貨店や大手スーパーの即日配送サービスなどを引き受けている配送会社もあります。

大型トラック運転手

大型トラック運転手は、大型トラックに乗り、荷物を出発地(荷揚げ場所)から目的地(荷卸し場所)へと運ぶ仕事です。

大型トラックの運転には大型自動車免許が必要となります。

目的地は遠隔地となることが多いため、高速道路を含めて長距離を走るのが一般的です。

交通ルールを守りながら、安全に、かつ時間通りに荷物を届けることが求められます。

場合によっては運転するだけでなく、積み降ろし作業にまで携わることもあります。
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トレーラートラック運転手

トレーラートラック運転手は、いわゆる大型トラックとなるトレーラー(動力を備えた車にひっぱられて進む車)を運転する仕事です。

トレーラーで運搬する荷物によって、コンテナ、タンクローリー、ダンプなど、さまざまな荷台の種類があります。

このようなトレーラーを運転するためには、車輌の大きさに応じて大型自動車免許が必要となるほか、けん引免許も取得しなくてはなりません。

乗用車とは異なる高度な運転技術が求められる仕事です。

タンクローリー運転手

タンクローリー運転手は、アスファルト、セメント、ガソリン、軽油、飲料水、プロパンガスなどの固体や液体等を運搬・輸送するための車輌を運転する仕事です。

運搬するものの中には石油など危険物もあり、車輌の種類に応じた自動車免許やけん引免許が必要とされるほか、燃料を運ぶ場合には危険物取扱者、薬品を運ぶ場合には劇毒物関係の免許を持っていなくてはなりません。

万が一、事故を起こしてしまえば大惨事を引き起こす可能性があるため、運転手のなかでもよりいっそう安全運転に対する意識が求められます。

ミキサー車運転手

ミキサー車運転手は、ミキサー車(コンクリートを混ぜ合わせながら走行する車)を運転する仕事です。

ミキサー車は「アジテータートラック」と呼ばれることもあり、建設業界で必要とされる車です。

ミキサー運転手は工場で製造された生コンクリートの濃度を一定にし、それが分離しないようかき混ぜながら建設現場まで運びます。

ほとんどが大型トラックとなるため、大型自動車免許が必要とされます。

ダンプカー運転手

ダンプカー運転手は、ダンプカー(油圧式のピストンで荷台を傾け、積荷を自動で一度に下ろすための機械装置を備えたトラックのこと)を運転する仕事です。

ダンプカーは「ダンプトラック」と呼ばれることもあります。

工事用の砂利などを運ぶことが多く、その多くが大型車輌となっているため、運転するためには大型自動車免許が必要となります。

レーサー

レーサーとは、車やバイクに乗ってレースに出場する人のことをいいます。

レースには、F1を頂点とするフォーミュラーカーレース、「ル・マン」で有名な耐久レース、乗用車をつかうツーリングカーレースなどさまざまな種類がありますが、基本的にはレーサーは、レースに勝って賞金で生計を立てていくことを目指します。

レースの出場には多額の資金が必要となるため、スポンサーとなる企業を見つけることもレーサーにとっては重要な業務の一部となります。
レーサーの仕事紹介ページ

この記事のまとめ

今回紹介してきたように、運転手といってもさまざまな車やトラックを運転する人がいます。

運転手を目指したいと思っている人は、まずどのような運転手になりたいのかを考え、なるために必要な免許や技術などを調べていくとよいでしょう。

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