エアライン専門学校とは(読了時間:4分40秒)

将来、航空業界への就職を目指す人が通うエアライン専門学校。

このページでは、エアライン専門学校でどのようなことを学べるのかや、卒業までに必要な学費、卒業生の就職先などについて紹介していきます。

エアライン専門学校とは

エアライン専門学校では、航空業界の仕事、とくに「客室乗務員(CA)」「グランドスタッフ」「グランドハンドリング」といった各職業への就職を目指す人に必要とされる知識や技術を身につけることができます。

航空業界の仕事といっても、職業によって求められることは少しずつ異なるため、多くのエアライン専門学校では「客室乗務員コース」「グランドスタッフコース」「グランドハンドリングコース」といった複数のコースが設けられており、個々の希望進路に応じてより専門的な勉強ができるようになっています。

エアライン各社へ就職するうえで、エアライン専門学校に通うことが必須ではありませんが、エアライン専門学校では航空業界への就職を視野に入れたカリキュラムやサポート体制が用意されており、多数の卒業生を航空業界へ輩出しています。

エアライン専門学校で勉強すること、授業科目

航空業界での仕事に共通して必要とされる能力が「英語力」です。

空港や航空機は外国のお客さまも多く利用されますし、職場によっては多様な国籍のスタッフと協力して仕事をすることになります。

そこでは共通言語として英語を用いてコミュニケーションをとる機会がたくさんあり、学生時代から英語力を高めておくことが重要とされています。

そのため、エアライン専門学校では英会話や英文法などを中心に、英語に関連する授業が多く設けられています。

そのほか、とくに客室乗務員やグランドスタッフのコースでは、航空業界で求められるホスピタリティ精神や接遇スキルを高めるためのサービスやビジネスマナーの授業なども多くあります。

さまざまなお客さまと円滑なコミュニケーションを図るために、一般常識を身につけることも重要視されています。

また、グランドハンドリングのコースでは、実務に関連するグランドハンドリングやエアカーゴなどの技術的な実習もあります。

エアライン専門学校から目指せる職業・仕事

エアライン専門学校から目指せる代表的な職業としては、「客室乗務員(CA)」「グランドスタッフ」「グランドハンドリング」などが挙げられます。

それぞれのおもな仕事内容は以下の通りです。

客室乗務員(CA)

旅客機に搭乗し、乗客に対して機内での食事や飲み物の提供、免税品の販売といったサービスと、急病人の救急処置や機内の安全確保などの保安管理を行います。

グランドスタッフ

空港に勤務し、地上で航空機の利用客に対して搭乗手続きや搭乗案内などのサービスを提供します。

グランドハンドリング

航空機を所定の時間に離着陸させるために地上で誘導したり、貨物の積み下ろしを行ったりします。

エアライン専門学校の学費、費用

エアライン専門学校の学費は、年間で100万円~150万円程度が相場となっているようです。

一般的な昼間部・2年制の学校であれば、卒業までに200万円~300万円程度は必要になるでしょう。

ただし、学費に教科書代・教材費、研修旅行費、卒業アルバム制作費、OB会費などが含まれていない場合、学費とは別で年間20万円~30万円程度かかることがあるため注意が必要です。

まとまったお金が必要になりますが、多くの専門学校で教育ローンや奨学金制度を設けており、一定以上の学力があったり学習意欲のある学生に対して、無利息、あるいは低利息でお金を借りながら勉強することができます。

また、特待生制度を設けている学校であれば、優秀な学生は最大授業料全額免除で学ぶこともできます。

学費や費用についての詳細は専門学校によってだいぶ異なってくるため、事前にしっかりとチェックしておくことをおすすめします。

エアライン専門学校の就職先、就職率、卒業後

エアライン専門学校で勉強した学生たちの大半は、卒業後、希望通り航空業界へと進んでいます。

国内の大手エアラインやそのグループ会社、外資系エアライン、その他の旅客サービスを提供する企業などが、おもな就職先となります。

エアライン専門学校では、在学中に業界研究や面接対策、資格試験対策なども行われ、早い段階から就職を意識した勉強をしていくことができます。

航空関連企業との強いパイプを持っている専門学校では、外部に公開されない企業の求人情報が得られたり、実際に航空業界で働く先輩の生の声を聴ける機会が多数設けられることもあります。

毎年100%に近いような高い就職率を誇るエアライン専門学校もたくさんありますが、希望する就職先の内定を得るためには、もちろん本人の努力や意欲が必要不可欠です。

エアライン専門学校の入試、志望動機、面接

エアライン専門学校の入試は、多くの専門学校と同様に「一般入学」「推薦入学」「AO入学」などの種類が実施されています。

選考方法は書類選考のみであったり、筆記試験や面接が実施される場合もあるなど、専門学校によって異なります。

いずれの場合でも航空業界の仕事に関する専門的なことは入学後に学ぶため、そこまで難しく構える必要はありません。

しかし、将来志望する職業についての研究や、自分がこれから何を目指していきたいのかはしっかりと応えられるように準備しておきましょう。

客室乗務員やグランドスタッフなどお客さまと接する機会が多い職業を目指す場合には、とくに清潔感や誠実さなどが重視される傾向にあります。

入学試験の面接でもそうしたポイントを意識して、身だしなみや服装に気を付けるとよいでしょう。

エアライン専門学校のオープンキャンパス

エアライン専門学校のオープンキャンパスでは、学校説明会や個別入試相談会のほか、学内ツアー、体験入学など多様なプログラムが用意されています。

専門学校の講師や在校生とコミュニケーションがとれるチャンスにもなるため、とくに志望度の高い専門学校のオープンキャンパスには積極的に参加するとよいでしょう。

自分自身の目や耳で専門学校の魅力に触れることができれば、入試に向けた志望動機を考える際にも役立ちます。

オープンキャンパスは基本的に自由参加となりますが、専門学校によっては事前申し込みが必要な場合があるため、ホームページなどで最新情報をチェックしてください。

航空業界は昔から変わらず人気がある業界であり、とくに大手エアラインは相当な高倍率になることもあります。

エアライン専門学校では就職活動を成功させるためのさまざまなサポート体制がありますが、在学中は夢に向かって地道に勉強を続ける必要があるでしょう。